趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

シルバーウィーク突入で、あらためて実感したAmazonとhontoの違い。

万年筆評価の部屋:木曜日の蘊蓄 【 純銀製インク瓶キャップ 】 という記事の中で、趣味の文具箱 Vol.35の万年筆の書き味調査でWAGNERインク「赤黒」が高評価だったそうなので、趣味文を読むのを楽しみにしていました。趣味文は9/17日発売で、19日には福岡でも店頭に並ぶと思っていたら、22日にジュンク堂天神に行っても置いてありません。一方、9/16日発売の「万年筆ライフ」は置いてあります。19日の土曜日は休日とカウントされて、20、21、22日も祝日でまさかの1週間遅れて24日に店頭に並ぶのでしょうか。

もう電子書籍でも買ってしまおうかと見てみると、Amazonは17日に紙の書籍と同時にkindle版も販売が開始されたのに、hontoではまだ電子書籍は取り扱いが始まっていません。kindleならすぐ買えるのでしょうが、これまで趣味の文具箱は13,16,23を電子版も買っていて、どれもhontoで購入しているので、35だけkindleで買うのも気が引けます。

honto丸善ジュンク堂文教堂とリンクしていますので、日本全国津々浦々に紙の本の配布が終わらないと、電子本も売れないんでしょうか。そうこうして悩んでいるうちに、もう明日は休みが明けますので、このまま待つことにします。

ペントレーディング in 東京 2014用 WAGNERインク赤黒、黄黒 - 趣味と物欲
pgary.hatenablog.com

万年筆ライフが届いたので早速ブルーブラックインクの記事をチェック、、ムムム。

「ブルーブラックインクを極める」という記事が載っているということで楽しみにしていた「万年筆ライフ」が届きました。
おお、いきなり@enu_teaさん登場、更にキングダムノートがインクを提供し、趣味の文具箱Vol.32に引き続き、プラチナのインク技術者の方が登場です。これは見所いっぱいの良記事です(^O^)/。
特にプラチナのページでは、材料の写真も載っていて、プラチナのブルーブラックは没食子酸じゃなくてタンニン酸を使っているのか〜とか、鉄分は硫酸鉄で硫酸分が入っているのは予想どおりだな〜とか色々発見がありました。
pgary.hatenablog.com
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ただ、じっくりしっかり読んでみると、残念ながら間違いがあるのを発見、たぶんこれはインタビューを文字起こしされた方が混乱されたのだと思うのですが、元の材料となる硫酸鉄(II)は硫酸第一鉄、酸化された後の硫酸鉄(III)が硫酸第二鉄と、表記の方法で数字が1つずれるのです。
硫酸鉄(II) - Wikipedia硫酸鉄(III) - Wikipedia
ですからP120にある原材料の写真で、硫酸第二鉄とあるのは硫酸第一鉄です。また、その左のブルーブラックの原理の図では、紙に書いた状態のタンニン酸鉄Iとあるのはタンニン酸鉄(II)となります。表記についても、価数をこの図の様に書くときは、()の中に書くので、硫酸鉄(II)、タンニン酸鉄(II)、タンニン酸鉄(III)とそれぞれ書かないといけません。
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そこだけちょっと残念でしたが、良い記事なのは間違いありません。
他にもプラチナの方が、「ステンレスのペン先も、、当社では耐食性に優れた高品質なものを使っているから大丈夫」と明言されるのは初めてじゃないでしょうか。
パイロットの「萬年筆と科學」で明言されているのを見て以来かもしれません。
pgary.hatenablog.com
インク以外でもパイロットの平塚工場への潜入記事なんかもあって、これは絶対買いのムックです。

万年筆ライフ (玄光社MOOK)

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  • 発売日: 2015/09/16
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趣味の文具箱 Vol.32[雑誌]

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別府の明石文昭堂で10月9、10日にパイロットのペンクリニック

別府の明石文昭堂からペンクリのお知らせハガキが届いていました。10月9、10日にパイロットのペンドクター 滝沢さんのペンクリニックを開催するそうです。一人1本限り無料調整。9日は10時〜17時、10日は10時〜15時で、うち13時〜14時は休憩時間です。
併せて、国産筆記具20%オフ、外国筆記具15%オフ(モンブランは5%)のセールもあります。(セールは10月9日〜17日)
明石文昭堂 | 大分県別府市の文房具店。文具・事務機・画材・クラフト・額縁などの専門店
pgary.hatenablog.com
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明石文昭堂には別府をイメージしたオリジナルインクもありますが、昔はナガサワの様にセーラーの通常品と同じ瓶で、趣味の文具箱で紹介されたのもVol.10でしたから、オリジナルインクの販売では、かなり早くからされていたお店になります。(現在はインク工房と同じ細長い瓶になっています。)suzunari.at.webry.info
明石文昭堂のペンクリと言えば、2011年に、倉庫から出てきたというミューのしかもストライプを4000円で購入された話がうらやましかった。私が何度か行ったときは、普通に現行の万年筆ばかりでした。