趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

モンブランのバーガンディレッドは古典インクなのかという謎について考察してみる。

木菟さんのツイートより、ヨドバシカメラ梅田店にモンブランのバーガンディレッドが鉄ガリウムインクである旨が掲示されていることを知りました。木菟さんには正確な文章の確認のため再度ヨドバシに出向いていただきご足労をおかけしました。ありがとうございます。


ヨドバシに掲示されていた文章を書き起こしてみます。

StarWalker Midnight Black万年筆によるバーガンディレッドインク使用に関しまして
StarWalker Midnight Black万年筆のペン先やキャップ部分に使用されております、ルテニウムコーティングバーガンディレッドインクの使用により、変色を起こしてしまう恐れがあるとの報告が本国より発表されました。
インクに含有されている鉄ガリウムが、キャップとペン先を変色させる恐れがありますので、StarWalker Midnight Blackには、バーガンディレッドのインクをご使用にならないことをお勧めいたします。

文中、鉄ガリウムとあるのは、モンブランはferro-gallic (鉄-没食子) を鉄ガリウムと誤訳する癖があるので、これは没食子鉄インク、いわゆる古典インクだと言っているのだと思われます。
pgary.hatenablog.com
他に同様の情報が無いか探してみたら、海外の掲示板にありました。
www.reddit.com
上記のヨドバシの掲示と同様のことが、Montblanc service guideに書かれていたけど本当か?という質問で、結論は出ていませんが、コメントを付けている人からは懐疑的な印象を受けました。
モンブランのバーガンディレッドは、元々ボルドーと呼ばれていた染料のインクが名前を変えただけだと思っていましたので、昔と変わらず染料だと思っていました。染料でもペリカンのロイヤルブルーの様にpHが低い場合もありますが、趣味の文具箱 Vol.11の表によるとモンブランボルドーはpH5.34で低くはありません。

考えられることとしては、
1. バーガンディレッドが古典インクになった。
もしそうだとすると、染料のボルドー → 染料のバーガンディレッド → 古典のバーガンディレッド と変遷しているわけで、モンブランのブルーブラックが、古典のブルーブラック → 古典のミッドナイトブルー → 染料のミッドナイトブルーと変遷したののちょうど逆を行っていることになり、本当なら嬉しいことですが、モンブランの商品展開からして考え難いように思います。
pgary.hatenablog.com

2. モンブランがバーガンディレッドとブルーブラックや旧ミッドナイトブルーを取り違えている。
どちらかというとこちらの可能性が高いのではないかと思います。例えばStarWalker Midnight Blackの不調を訴えた方からバーガンディレッドを使っていると聞いたとか、あるいはモンブラン自体が勘違いしたとか。

ペリカン日本も公式にはブルーブラックは古典インクではないとアナウンスしているので、公式と言っても間違っている可能性はあるかと思います。
pgary.hatenablog.com
バーガンディレッドを購入して、二価鉄試験紙で試験してみるのが手っ取り早いかもしれませんが、それでも、染料と古典のロットがあり、たまたま試験したものが染料のロットである可能性は否定できないので躊躇してしまいます。

【追記】バーガンディレッドが古典インクではないことを確認しました。
pgary.hatenablog.com

あえて紙で記録が残せないような紙とインクの組合せで使うThinking powerリーガルパッドホルダー

以前、「かわるビジネスリュック」や「ひらくPCバッグmini」に入れているものの中でちらっと紹介したことがある、Thinking Power Projectの「ツバメ・リーガルパッド・ホルダー」は万年筆でのメモ取り用に使っています。
Thinking Power Notebook:「ツバメ・リーガルパッド」
pgary.hatenablog.com
とにかく何か書くモン持っていかんと〜と言う時に、ひっ掴んでいけるように常備しているセットです。
f:id:pgary:20170803214654j:plain
ドクロの型押しが目印、http://thinkbeforesearch.com/は「ググる前に考えろ!」みたいな意味でしょうか。
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元はツバメのリーガルパッド専用として売られているリーガルパッドホルダーですが、Amazonブランドの安いリーガルパッドを挟んでいます。
万年筆はペリカンのM205トープのペン先を14Kのものに変えて、ペリカンのロイヤルブルーを入れたものです。
あえて保存性が悪そうな紙と耐水性の無いインクのセットで、紙のまま残しておきたくならないようにしています。
メモ内容を記録しようと思ったら、スマホで写真を撮ったり、ScanSnapでスキャンしたり電子化してしまえば良いのです。
紙のまま残しておきたい手帳には、勿論良い紙のものと、古典や顔料のインクを使います。
pgary.hatenablog.com

思いがけず手に入った逸品 プラチナ グラマー 14Kペン先

梅田晴夫氏が開発に携わり、The万年筆とも呼ばれたプラチナ3776のギャザード軸を、そのままずんぐりむっくりとさせた様なユニークな万年筆がプラチナ グラマーです。
これまでに軸色違いを2本とボールペンを持っていましたが、万年筆はいずれもスチールペン先のものでした。

無理だろうとは思いながら14Kペン先のものを探していたのですが、思いがけず手に入りました。ペン先も軸に合わせて幅広の専用のものです。

冗談みたいな形をしていますが、キャップを挿すとちゃんと実用的な長さになり、太軸とギャザード軸の効果で思いの外、書きやすいのです。
カートリッジはヨーロッパのショートタイプのものが挿さるので、エルバンのヴィオレパンセを入れてみました。
pgary.hatenablog.com