趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

決まりがあるわけではないので、ゆるっとふわっと通じれば良いかなと思います。

元々下記の文章は、古典インクあるいは古典ブルーブラックという言い方に対する根強い反対意見がありまして、便利だし、もう広まっている言い方なので、もう古典インクと言っても良いんじゃないでしょうか、というつもりで書いたものです。

1. 古典ブルーブラックや古典インクという言い方は間違っているの?
悩ましい問題です:所謂古典ブルーブラックを表す言葉として、パーマネントインク、混合型インク、没食子インク、iron gall ink等々色々な言い方があるのですが、どの言葉もちょっとずつ説明し足りないところがあって、ちゃんと言うなら「タンニン酸あるいは没食子酸および鉄イオンを含む万年筆用インク」になり長くなってしまうので、この概念を一言で表すなら「古典ブルーブラック」とか「古典インク」と言うのが便利なのです。

私自身は古典インクという言い方を好んでしていますが、他の方とお話をしている中で、「没食子インク」、「タンニン酸インク」、「没食子酸インク」、「iron gall ink」等という用語が出てきたら、所謂古典インクとひっくるめて言われている例のあれのことですね、と解して特に訂正することはありません。
心の中では、原料は没食子だろうか五倍子かもなあ、、、とか、タンニン酸か没食子酸かタンニン酸と没食子酸が混ざっているだろうか、、、等とぐるぐる考えてしまうので、古典インクと言って貰うのが楽なのです^^;
このあたりの心の内を語れとリクエストがあれば、用語の変遷あたりから語ってしまうと思います^^;;
ただ、昔は一般的に使われていた「パーマネントインク」という言い方をされた時は、文脈から明白で無ければ、古典インクのことなのか、モンブランの顔料のパーマネントインクのことなのか確認してしまうと思います。
このように、用語は時代とともに変化するものですし、万年筆愛好家の中の更に希少な古典インク愛好家同士仲良くできれば良いと思います。
古典ブルーブラックという便利な言葉 - 趣味と物欲

趣味の文具箱 vol.43をdマガジンで読みました。

九州ではいつも通り、発売が二日遅れるので、とりあえずdマガジンで趣味の文具箱 vol.43を読みました。勿論後程、紙版も購入します。
今回は紙の特集ということですが、紙を潤沢に揃えている文具店というのは、万年筆店よりまだ希少ではないかと思います。
福岡だと、カキモリのオーダーノートシステムを導入しているHIGHTIDE STOREがすぐに思いつきますが、中州川端の長崎屋紙店も気になっています。
HIGHTIDE STORE | 株式会社HIGHTIDE
長﨑屋紙店 | 上川端商店街振興組合
新商品では、111頁のパーカー ジョッター スペシャル エディション ロンドンアーキテクチャーとシェーファー スターウォーズポップが気になりました。
ジョッターは現在あれこれ4本使っています。短い細軸ですが、手で包みこむように持つとこれが意外に書きやすい。ただリフィールはすべてシュミットと交換しています。
スターウォーズポップは海外のペンですが、万年筆で3,240円、ローラーボールで2,700円と安いです。円筒形でノンナンセンス系の軸なのかなあ。

プラチナクラシックインクの海外における評価と筆記見本

海外で作製公開されたプラチナクラシックインク (http://www.platinum-pen.co.jp/ink_top.html) の見本について紹介します。
Review paperにあたるのが下記のサイトです。
unitedinkdom.uk
上記Reviewで取り上げられた各内容が下記のページにそれぞれ詳しく書かれています。

1. 筆記動画があるので色の変化が分かりやすい。
www.clumsypenman.com

All inks in Classic series feel rather thin and watery (especially when compared to IG from KWZ) but they flow nicely and writing experience is pleasant.

「KWZインクに比べると薄くて水っぽく感じるけど、フローは良いし、書くのは楽しいよ」って感じでしょうか。

2. 普通に筆記に使用したときに、どんな感じになるかという見本では一番分かりやすいかも。
scribbledemonboddo.blogspot.jp

3. 万年筆インクをアートの材料として評価しているページ?
ペーパークロマトの様に態と滲ませてみたり、白く抜けているところは、bleachと書いてあるので、漂白剤などを使って色を抜いたのかな?
Platinum Blacksquinkandbleach.wordpress.com

4. 色見本としては色の違いが分かりにくいかも。説明の文章の方は詳しく書かれています。
www.penspaperplans.com