趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

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ユリア100式を読んでいる人はプロジェクト・ゼロも読むべきだと思う。

ユリア100式 4 (ジェッツコミックス)

ユリア100式 4 (ジェッツコミックス)

ユリア100式を開発したのは1人のマッドサイエンティスト、アトムやマジンガーなどのロボットものの王道です。天才科学者が作るものだったロボットに量産型という概念を持ち込んだのがガンダムで〜、とか言いだすと話が明後日の方向に行ってしまうので続けませんが、ユリア100式量産型の開発ストーリーにあたるのが、プロジェクト・ゼロです。
プロジェクト・ゼロ (ハヤカワ文庫JA)

プロジェクト・ゼロ (ハヤカワ文庫JA)

演劇や映画に用いる芸能用アンドロイドの開発技術者である主人公が任されたのは、(所謂ユリア100式的な)アンドロイドの開発プロジェクトだった。見た目や動きが人間そっくりなアンドロイドの開発に関するノウハウはあるが、触感や温度の分布まで考慮した開発の経験はない。主人公たちの開発チームは、人とそっくりの温度分布を示す皮膚素材やスペースの少ない頭部への唾液タンクの設置など、一つ一つ難問を解決していく。○○○のパーツが完成したり、試作機ができるたびに主人公たちは自らの体を実験台にし、ハードとしての完成度は上がっていく。しかし何かが違う!、最後に残されたソフト(心,AI)の問題を主人公たちはどう解決するのか、そしてついに完成したとき人間とアンドロイドの新たな関係が築かれる、、、。
題名も似ていますが、まさにプロジェクトX的展開、ちなみに84年の作品ですから、こちらの方がプロジェクトXより先です。ユリア100式(作中ではオイロット)を成立させるために、技術的な話だけでなく、社会や政治的な話まで盛り込んだ、○○○用アンドロイド製作の金字塔的作品です。
読みたくなるでしょ〜、でも絶版なのです。読みたい人は復刊.comで投票してください(^^;
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=6854
追記
政府は黙ってユリア100式の開発を急げ(id:hobo_king:20070801)というエントリーを書かれていますが、プロジェクト・ゼロの中でも、まさにその話が出て来ます。元々このアンドロイドの開発を依頼したアメリカの富豪はこのアンドロイドをセレブのための高級クラブのようなところに置くのですが、日本では何と、女性首相が女性の権利を守るためにアンドロイドを用いた公娼を復活させるのです。そんな社会的な影響や社会の変容(変容に関しては触りだけですが)まで触れたすごい本です。84年の本ですが、今読んでも古くささをほとんど感じさせません。

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