趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

この前本屋に行ったらば、今野敏フェアをやっていたよ。

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うおお〜今野敏だ〜と興奮した。警察もの中心にならんでいたかな、慎治は?慎治は無いんか〜と探したが、そこには無かった。フェアやってるくらいだからと思って、アマゾンを見たら売ってた、すぐ注文して今日来たところ、いやハードカバーで持っているんだけど、他の人へのお薦め用に買ってしまった。なんでフェアやっているのかな?と思っていたら、いつも読んでいる大石英司さんのブログに今野敏さんが山本賞受賞と書かれていた。ブログでは辛口のイメージのある大石さんが今野さんのことはべた褒めだったので驚いた。

過去20年を振り返っても、これからの20年を予想しても、周囲がこれほど誰かの受賞を素直に喜べるような状況はもう二度と来ないと思う。

二回目の文庫化になる「慎治」、今度はちょっと地味な表紙です。ハードカバーの時と一回目の文庫化のときは、なんと今野敏さん自ら作られたフルスクラッチガンダムが表紙だったのです。

慎治

慎治

慎治 (双葉文庫)

慎治 (双葉文庫)

今回は違う読者層を狙ったものか、出版社のカラーのためか、版権がらみか?
慎治 (中公文庫)

慎治 (中公文庫)

普通な感じです。これを機会に普通の人にも手をとっていただきたい良い小説です。「慎治」については以前にも id:pgary:20061128#p2 熱く語っているし、常にブログトップで紹介しているのですが、慎治を導く先生の熱血じゃない、自然だけど、子供のずるさみたいなものも分っているところが良いんだよなあ。私の中の今野敏像は「慎治」に出てくるこの先生と、
虎の道 龍の門〈上〉 (中公文庫)

虎の道 龍の門〈上〉 (中公文庫)

「虎の道 龍の門」の麻生英治郎なんだよなあ。今野塾が近くにあるのなら、うちの子を通わせたいのに。