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趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

パイロットの古典ブルーブラック、古いものですので劣化しているものもあります。

先日、古典だったころのパイロット ブルーブラックを紹介させていただきましたら(パイロット高級インキ 古典ブルーブラックはやはりすごかった。 - 趣味と物欲)、その後入手されたりお試しされた方の話をブログやtwitter等で何件か聞きました。ただコメント欄に花月さんから情報をいただきましたように、色調が違っているものもあるようですので、もう何本か入手して確認してみました。

左側が前回紹介したもの、右側が今回入手したものの中にあったもので、瓶の外から見ても明らかに色調が違うのが分かります。

透明なチューブに少し出してみましたが、右側の瓶から出したもの(下)は色調が黒く、沈殿物も多く見受けられます。ガラスペンで筆記してみましたが、最初から黒く、筆記線にも小さな固形物が認められますので、酸化が進んでいると考えられます。また、二価鉄試験紙で確認した結果から、鉄イオンが含まれており古典だと分かりますが、赤の濃さが酸化していないものに比べて薄く、また青い色素量も少なく見えます。酸化されて出来た鉄キレートが沈殿しているため溶液中の鉄イオン量が少なくなり、また、色素も一緒に沈殿しているので色素も薄くなっているのではないかと考えられます。

前回のものも合わせて、全部で60mL 1本、30mL 5本入手し、うち2本(画像右側)が酸化が進んでいました。外箱やラベル等は同じものなのですが、瓶底の刻印のみが違っています。瓶底には、おそらく「石」という文字の他に2桁の数字が書かれており、酸化の進んでいない4本(画像左側)は20と50、酸化が進んでいたものは69と70でした。この数字が何か意味のあるものなのか分かりませんし、インクの保存状態の影響も大きいでしょうから、まだこの数字から判断することはできませんが、多くの方からの情報が集まれば傾向が分かってくるかもしれません。パイロットの古典ブルーブラックをお持ちの方はインクの状態と瓶底の数字を教えていただけたら幸いです。