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趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

WAGNER岡山大会でチェリーさんにいただいた古典ブルーブラックインク3種

万年筆研究会WAGNERの岡山大会(2012-08-13 - 趣味と物欲)でぺん★ぱれーどっ!のチェリーさんからいただいたインクを紹介させていただきます。

中国の万年筆メーカー、英雄(ヒーロー)のインクです。


ポプラインクは大阪の堺にあった株式会社 日本ポプラ製のインクです。時代が違う同じインクだと思いますが、便宜上、上画像のインクを箱の表記からポプラ濃色BBと表記させていただきます。

箱を開けたところに書かれている自信に溢れた文句が素晴しいです。曰く、

萬年筆のために一番よいインク
・色は濃厚明朗色
・万年筆の流出が良い ← 「万年筆からの」でしょうか、萬年筆、万年筆と表記が一定していないのも味があります。
・筆蹟は鮮明に黒変する
・耐水性と保存性が大
・最後の一滴まで変質しない ← ちょっと言い過ぎの感はありますが。
常識 他のインクとまぜぬ事
ペン先に滓の溜らぬ新処方
完璧の実質
本品は品質完全優良で敢て欧米品を凌駕するの信念を有する事を勇敢に宣明します
それは日本で初めて成功した根幹となるべき色素インクブリューの生産から一貫作業によるもので完備した工場で厳密な試験の上精選した原料を以て練達の技術と慎重な化学操作によって常に均質のインクを大量製産をしてゐるからです
独りポプラのみの持つ誇りであります


ガラスペン(平和萬年筆 中字)で筆記してみました。3本とも蓋を開けると石炭酸の匂いがします。上段が8/17に筆記し約2週間置いたもの、下段は筆記直後のものです。写真からは色の変化が分かりづらいと思いますが、少し灰色がかった感じで黒変しています。

それぞれサンプルの並び順は、左から英雄のDoctorインク、ポプラインクの濃色BB、ポプラインクのBB(黄色い箱)です。ペーパークロマトグラフィーで色素を分離してみると、3種とも兄弟のように良く似た成分のインクであることが分かります。また、二価鉄試験紙でチェックすると赤く呈色することから、鉄を含む古典ブルーブラックインクであることが分かります。


下段の画像は上段の画像の紙を水に漬けたものです。サンプルの並びは左からポプラ濃色BB、ポプラBB、英雄になります。古典ブルーブラックなのでしっかり耐水性があります。
チェリーさん、貴重なインクをいただきありがとうございました。
追記 9/15
英雄のインクについて検索していたら、いつも読ませていただいているレッドのコッカー さんのブログに情報がありました。初めて試す中国のインク「英雄 203 純藍」 - 元海外在住夫婦のお買い物日記 - 楽天ブログ(Blog)の記事によると、チェリーさんにいただいたインクは、英雄博士 402 藍黒(ブルーブラック)で普及品のインクになるようです。英雄のインクは同じ色でも普及品、高級品、特級品とグレードがあるのだそうです。