趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

2chの万年筆インクスレでとばっちりでdisられているので^^;ダイアミンレジストラーズインクの話に返信しとこう。

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ぎゃー最近BB2Cで文具板が開かなくなっていたので、しばらく見てなかったら、万年筆インク 62瓶目になって盛りあがっている上に、とばっちりでdisられているんですけど(^^;

334 :_ねん_くみ なまえ_____:2014/10/13(月) 02:42:51.66 ID:???
>>328
アスコルビン酸で溶けるのは酸ではなく還元らしいよ
まあ……それっぽく見えたとしても、根拠がないものは信じないことだ

アスコルビン酸程度の酸だと、「アスコルビン酸による古典ブルーブラックの洗浄には、pHよりも還元性の寄与が大きい」で書いたように還元の方が効いているんですが塩酸のような強い酸でも落ちます。古典ブルーブラックを調製するのに使った容器の汚れとか落とす時は1Nくらいの塩酸を使った方がアスコルビン酸より良く落ちます。ただ万年筆のメンテナンスに強酸は使いたくないのでアスコルビン酸をお薦めしています。

179 :_ねん_くみ なまえ_____:2014/10/12(日) 22:23:33.37 ID:???
ちなみに古典インクが乾いた物がペン先に着いた場合
水では取れないが実は古典インクでは取れるんだよね
ちなみにこれはダイアミンの場合。他のインクは知らんが。
そういう意味でもフローさえあれば洗浄効果が出るんだから使っているなら古典インクで問題は起こりえないだろうね

だから古典インクに入っている酸の影響で上記のようなこともあるのかなと思います。
↑誤解されているようなので追記しときますと、そういう事もあるかもねと言っているだけで、実際にそうなるかどうかは、新しくダイアミンのレジストラーズインクを買って試してみようと思っています。キングダムノートに在庫あるみたいなんですが、送料無料になるように一緒に買うものを何にするか探してます。欲しいペンの中古が出てこないかな^^;
試しました→新しく買い直したダイアミン レジストラーズインクを使って洗浄法を検証します。 - 趣味と物欲
古典インクの瓶の底にたまる澱は鉄が酸化してタンニン酸や没食子酸と反応したものです。このあたりの溶けるのか固まるのかというのは、インクの中の酸と鉄と没食子酸の割合や量、酸化や乾燥の具合で変わってくることですので、すべての古典ブルーブラックで同じようにはならないと思います。
↑もう一つ追記、条件によって溶ける場合もあれば固着する場合もあると思うので上記のような書き方にしています。前提条件の部分を除いて認めたと言われても困ってしまいます。
レジストラーズインクにはかなり多めに酸が入っているのかもしれません。私が持っているのは澱が結構でちゃっているので、最近の澱が出ないと言われているレジストラーズを購入してpHを測ってみたいですね。

89 :_ねん_くみ なまえ_____:2014/10/11(土) 17:32:25.48 ID:???
さんざん顔料ゴリ押ししといていざとなったら知らん顔とか最低だなw

俺がダイアミン古典BB推して顔料に触れないのはそれだけの価値がないから。
先ず色の揃い方じゃ染料やカリグラフィー用に及ばないし
書いた時の性能も本物の古典BBに及ばないのが多い。
古典BB同等の筆記特性のインクだと使用時相当注意しないと万年筆壊す。

これが古典だと万一中で詰まっても化学処理で何とでも出来る。
色合いの変化も楽しめるし筆記時染料、筆記後顔料と言う特性をもつのは古典BBだけ。
まぁ満足行く性能を持ってるのはダイアミンくらいだけど。
旧悶やペリカンは実質染料に近いので俺は勧めないね。

インクは好みが9割というのが正直な気持ちで、古典だろうが顔料だろうが染料だろうが好きなものを使えば良いだけだと思うので、どのインクにしろゴリ押しするのは良くないと思います。インクの好みは性能だけで割り切れるものではないですから、インクを選ぶときはね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ、独りで静かで豊かで、、、。
古典ブルーブラックが全盛だった時代だと、一般筆記用と鉄分が多い証券用の古典BBが売られていました。ダイアミンのレジストラーズインクというのは証券向けの鉄分多めで昔ながらの処方のインクで、耐水性が高い代わりに本来なら付けペンで使うようなインクです。万年筆で使っている人はいたでしょうが、手入れには気を使っていたと思います。モンブランペリカンの古典ブルーブラックは万年筆で使う際の安全性を確保するために、耐水性を犠牲にしていて、それはそれで消費者が求めた方向への改良だったわけです。
古典ブルーブラックにアスコルビン酸を使うという話は趣味の文具箱Vol.16に記事を書く過程で見出したもので、「古典ブルーブラックインクの万年筆へのこびりつきを化学的に落とす」という記事が初出です。レジストラーズインクがわりと気軽に使えるようになったのはそれ以降のことなので、アスコルビン酸を洗浄に使うという前提で、他の古典ブルーブラックの耐水性が悪いと比較されるのは、そのあたりの歴史を無視していてちょっとモヤモヤします。
それから、保存性に関係するインク焼けについては、「古典ブルーブラックインクによるインク焼けに関する現時点での一考察」という記事に詳しく書いています。インク焼けの原因の1つは硫酸による加水分解なので、塩酸性のレジストラーズインク「市販の古典ブルーブラックインクは硫酸性か塩酸性か」はその点は良いのですが、もう1つ鉄イオン触媒による酸化反応も原因になると言われており、鉄分が多いのでこちらが問題になる可能性はあります。と言っても数十年では影響は見えてこないと思いますので、実際にインク焼けが問題になることはほとんどないでしょう。ただし100年単位での保存を考えているのであれば顔料の方が適していると思います。