読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

遅ればせながら趣味の文具箱 Vol.36の感想です。その1

文具 万年筆

趣味の文具箱 Vol.36は「万年筆インクに夢中!」というインク特集でした。趣味文のインク特集はVol.32以来なので、約1年振りのインク特集となります。
1年くらいでは、そんなに目新しい話も無いんじゃないかと思っていたのですが、この1年の間に新発売されたインクはたくさんあり、その中には、P60の文具店TAGの京彩インクのように、京都草木染研究所というセーラー製ではない文具店オリジナルインクや、P62のダイアミン シマーリングインクのように金粉・銀粉入りのインクなど今まで無かったような製品が出てきています。
また従来からあるインク色の比較の記事でも、最初のページに綴じ込みのインク見本は更に改良されて見やすく、P49からのインクカタログは、ゼンタングルの模様を書くという、見るだけでも楽しくなるようにとんでもない手間をかけて作製されています。
私もkindleで購入しましたが、レノン40という万年筆で描くコミックを発表されているサトウヒロシさんのインタビューもよいです。

趣味の文具箱を何号か買っただけで、「もう読むところない、同じような記事ばかり」という意見も聞きますが、Vol.1〜36まで並べて読んでみると、どの号にも見所と工夫があって、全部揃えないとその良さが見えてこないと思います。

また、Vol.36で私が目玉だと思うのは、P98からの万年筆評価の部屋の森師匠による8の字旋回の詳細な解説です。万年筆の書き味を自分でちょっとだけ調整したいという時に、金みがき布などの上で8の字旋回をするという話を聞いて、これまでにも、見様見真似でやってみたことがありましたが、良くやり方が分からないままやり、却って調子を落としたりしていました。
自分の手で、ちょっとだけフローを良くしたり、ちょっとだけ書き味を良くするにはどうすれば良いのか、8の字旋回もただグルグルするのではなくて、どのようにペン先を傾けるのか、詳細に解説されています。必読です。

Vol.36のもう一つの目玉、インクの粘度測定に関しては別項で書きます。