趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

小説家になろうのお気に入りが400件になったのでもう一度読み返したい30作品を選んでみた 中編 (俺TUEEE編)

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pgary.hatenablog.com
前回の続きです。一気に残りをやろうと思ったのですが、一つ一つ解説を入れていたら途中で力尽きて7作品です。

なろうの醍醐味、俺TUEEE系*1ですが、ゲームのレベルを引き継いで異世界へというタイプではなく、転生知識を活かしながらも修行してという系統の作品が好きです。

最果てのパラディン

最果てのパラディン」は異世界に転生し、かつての英雄である剣士と聖女と賢者*2に育てられた少年が、それぞれの技を受け継ぎTUEEEんだけど敵は神なので、とてもではないけれど無双はできず、ギリギリでボロボロになりながら戦う話です。
特に第一章の成長と別れの物語は怒涛の勢いで感動させられるので、まずは第一章だけでも読んでいただきたい。夜中に読んでてマジ泣きました。
そしてこの物語のキーワードは成長!、一章が主人公のウィルの成長の物語なら、二章はハーフエルフのメネル、三章はドワーフのルゥというウィルと一緒に成長していく仲間になる者たちの物語であります。気持ちのいい少年達の成長譚はこちらも勇気を貰えますね。

無職騎士ニートの伝説

無職騎士ニートの伝説」はニートだった青年が異世界転生し、ニート*3という名前になる。狩人だったが恋人を攫った貴族を倒してしまった結果、戦奴の身分に落とされ、数奇な運命の元、敵国だった国の貴族となり、戦争で功績を挙げて、と色々あって称号が増えていった結果、現在は、ニート・デ・ドゥーティ・コミュショー・ナ・オータクになってしまいました。そこに至るまでは戦力比の大きな防衛戦、文字通り脱糞しながらのギリギリの防衛戦が燃えないわけがない。
かなりの俺TUEEEですが、それは努力と修行の結果であり、簡単に俺TUEEEできているわけではありません。あと結構な性剛でもありますので、釣りバカ、、、よりはもうちょい詳細に、ゴルゴくらいの濡れ場はあるかな。

月蝕

「月蝕」は元々「Moon phase」という同様の設定の小説があり、もうちょっと主人公が普通でライトな作品だったのですが、「月蝕」では主人公がかなり黒くて容赦のない性格になったためダークファンタジー寄りの作品になっています。あまりダークなのは苦手なのですが、登場人物が魅力的なので読んでしまいます。
この世界では、加護を持っている人の強さが半端なくて、加護の中でもランクによって強さにかなり差があります。主人公の加護は知識系のもので表に出ないため、世間的にその存在すら知られていない加護です。戦力的には弱い加護で強力な加護持ちに打ち勝つため、汚ない手も使う主人公ですが、そこが良い。残念ながらエターなってます。

ダンジョン+ハーレム+マスター

ダンジョン+ハーレム+マスター」はタイトルで敬遠されるかもしれませんが、まっとうなファンタジーです。異世界転移しますが、ちょっと死ににくいというくらいの能力で、俺TUEEEとはいかずボロボロになって戦うことが多いです。元々はノクターンの方で連載されていて、当然エロいシーンもあったのですが、物語がこれからという時に急に消されてしまって残念に思っていたら、なろうで復活しました。
主人公はけっして善人ではないのですが、何だかんだで女性を助けるためには命をかけるので、色々な女性*4から惚れられます。ヤンデレな娘もいるので大変です。現在300話近くまで進んでいますが、中盤のクライマックスであるLv112(112話)の合同結婚式まで読んでニヤニヤするが良いです。

筋肉(アルマディアノス)英雄伝~魔王の才能は筋肉に変換されました~

筋肉(アルマディアノス)英雄伝~魔王の才能は筋肉に変換されました~」は前編でも紹介した高見梁川さんの作品で、これぞ俺TUEEE、俺TUEEEの中の俺TUEEEです。主人公はパワーでゴリゴリ押しとおるタイプです。敵側の強さをたっぷり見せられた後で、これは主人公もピンチになるかと思いきや、何の問題もなく何も無かったかのように押しとおってしまいます。俺TUEEEならこれくらい俺TUEEEで突き抜けた方が気持ちよいというものです。
この作品も元はノクターンで「アルマディアノス英雄伝」という名前で連載されていました。そちらもまだ読めますが現在は更新は止まっています。なろう版は釣りバカくらいに抑えられています。

ログホライズン以来、なろう系と言えば、ファンタジー系のゲームものが一大ジャンルを占めています。

ゲート・オブ・アミティリシア・オンライン

ゲート・オブ・アミティリシア・オンライン」はVRMMORPG*5の世界で、旨い物を食べるためにプレイをする主人公の話。ゲームの中で実際に調理をしたり、動物を狩ったり、魚を釣って食べたりします。しかも旨い物を自分で調理して食べようと思ったら、倫理コードを解除して、血の表現や内臓表現に耐えながら、【解体】の生産系スキルを取る必要があります。
デスゲームではなく普通にゲームをしていますが、只NPC等の実装がリアルなゲームというだけなのか、どうも只のゲームでは無さそうな、、、という雰囲気がします。主人公はNPCにもちゃんと対応する漢で、NPCからの信頼が上がってきているので、そのうちゲームの真実に近づいていくのでは?と勝手に想像しています。書籍化するそうなので楽しみです。

リアデイルの大地にて

リアデイルの大地にて」はVRMMORPGの世界に転生してしまうお話。この記事の前編で異世界転生ものでレベルとかステータスとかアイテムボックスとかあるのはあまり好きではないと言いましたが、すみません「リアデイルの大地にて」には全ての要素が含まれています。しかしそういう要素が「リアデイルの大地にて」ではうまく融合されていて嫌な感じがしません。
女性主人公もので、俺(私)TUEEEものでもあります。
この作品はまだ書籍化されていないと思うのですが、書籍化されないのが不思議な名作です。
追記:書籍化されました!

やっと16作品、まだ半分しか紹介できていませんので後編に続きます。

pgary.hatenablog.com
後編でも更に7作品を紹介しました。
pgary.hatenablog.com
完結編で7作品紹介し、完了しました。

*1:色々あって最強で無双しちゃう系

*2:もう死んでいるけど

*3:この世界では英雄の名前

*4:だいたい何らかの問題ありで、最初は主人公のことを嫌っていたり、命を狙っていたりする

*5:Virtual Reality Massively Multiplayer Online Role Playing Game