趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

決まりがあるわけではないので、ゆるっとふわっと通じれば良いかなと思います。

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元々下記の文章は、古典インクあるいは古典ブルーブラックという言い方に対する根強い反対意見がありまして、便利だし、もう広まっている言い方なので、もう古典インクと言っても良いんじゃないでしょうか、というつもりで書いたものです。

1. 古典ブルーブラックや古典インクという言い方は間違っているの?
悩ましい問題です:所謂古典ブルーブラックを表す言葉として、パーマネントインク、混合型インク、没食子インク、iron gall ink等々色々な言い方があるのですが、どの言葉もちょっとずつ説明し足りないところがあって、ちゃんと言うなら「タンニン酸あるいは没食子酸および鉄イオンを含む万年筆用インク」になり長くなってしまうので、この概念を一言で表すなら「古典ブルーブラック」とか「古典インク」と言うのが便利なのです。

私自身は古典インクという言い方を好んでしていますが、他の方とお話をしている中で、「没食子インク」、「タンニン酸インク」、「没食子酸インク」、「iron gall ink」等という用語が出てきたら、所謂古典インクとひっくるめて言われている例のあれのことですね、と解して特に訂正することはありません。
心の中では、原料は没食子だろうか五倍子かもなあ、、、とか、タンニン酸か没食子酸かタンニン酸と没食子酸が混ざっているだろうか、、、等とぐるぐる考えてしまうので、古典インクと言って貰うのが楽なのです^^;
このあたりの心の内を語れとリクエストがあれば、用語の変遷あたりから語ってしまうと思います^^;;
ただ、昔は一般的に使われていた「パーマネントインク」という言い方をされた時は、文脈から明白で無ければ、古典インクのことなのか、モンブランの顔料のパーマネントインクのことなのか確認してしまうと思います。
このように、用語は時代とともに変化するものですし、万年筆愛好家の中の更に希少な古典インク愛好家同士仲良くできれば良いと思います。
古典ブルーブラックという便利な言葉 - 趣味と物欲