趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

OHTOのノノックを買ったので、自動芯繰出シャープペンシルのオレンズネロとオートマックも書き比べてみた。

OHTOのノノック (no-noc)を行きつけの文具店で初めてみたので新製品?と思い購入したのですが、ネットで調べてみたら3月頃には発売されていたようです。OHTOのページによると2017年の新製品のカテゴリーに入っています。

http://www.ohto.co.jp/images/new_products/2017/pen/AP-505N.pdf
キュッと中央を絞った金属軸で定価が500円とは思えないくらい高級感があります。先端部分もペン先の直前まで艶消しの金属パーツでなかなかの高級感、ペンの先端だけはプラになっていて、そこだけは価格相応な感じがします。ただ先端がプラなのは紙と擦れる部分が柔らかいということでもあるので、書き味にはプラスに働いているかもしれません。
今まで意識していなかったのですが、OHTOは自動芯繰出のシャーペンを色々と出していて、安いのは100円からあるんですね。機構的にはどれも同じものを使っているのでしょうか。

他に持っている自動芯繰出のシャープペンシルと比較してみました。

パイロットのオートマック (Automac)は「セミオートマチック式」で、ペンテルのオレンズネロ (orenz nero)は「自動芯出し機構」と称しています。

先端が金属のオートマックとプラのノノック、オレンズネロは0.2mmなので細さが際立ちます。

どれも先端の保護機能を備えていますが、ノノックは先端がプラだし収納しなくてもあまり不安は感じません。収納方法はノノックとオレンズネロが似ていて、ノックして先端を押し付けながら、ノックの力を抜くというもの。オレンズネロはちょっとコツがいるというか、パイプが細いので力の入れ加減に気を使います。
オートマックは「ダブルノック」なので、深く押すとペン先が収納されます。慣れないと芯出しのノック時に、つい押し過ぎてペン先を収納してしまうことがあります。

同じ0.5mmのノノックとオートマックの書き味を比べてみようと、ノノックの芯をオートマックと同じ、neox GRAPHITEの2Bと交換しました。OHTOの最初から入っている芯は通常の替芯より長めです。

OHTOのシャープペンシル用替芯は店頭で見たことがないのですが、0.5mmで4種の硬さ(H,HB,B,2B)の芯を100本入り500円で売っているようです。OHTOの替芯は60mmで、neox、NanoDia、AinSTEIN等、他社の替芯も大体60mmの長さですが、ノノックに最初から入っていた芯は75mmでした。
http://www.ohto.tokyo/ohto/eItemList.asp?fg=off&mcd=825425&gcd=SL-505A&scd=SL-505A
シャープペンシルの替芯ではプラチナのプレスマン専用芯が例外的に100mmというロングサイズですが、それに次ぐ長さです。
pgary.hatenablog.com
定価はノノックのみ500円、オートマックとオレンズネロは3000円です。書き味はどれも良いです。ペン先が紙と擦れるところでもっと違いが出るかと思ったのですが、どのタイプも擦れることによる違和感、不快感は感じませんでした。
それよりも、シャープペンシルなのにノックしないで、ずっと書けるということの方が違和感を感じます。違和感と言っても良い違和感ということになるのでしょうが。これだけノック無しに続けて気持ち良く書けると、学生としてもう一度講義を受けてみたり、インタビューとか口述筆記とかやってみたくなります。

ところで、オレンズネロはすっかり紹介した気になっていたのですが、検索してみても記事を書いていませんでした。オートマックは以前紹介していたのですが、オレンズネロツイッターでつぶやいただけだったのかな。
私は運よく、オレンズネロの0.2mmを1本購入できましたが、最近はオレンズネロの什器だけあっても大抵欠品しています。組立が手作業なので大量生産が出来ないそうです。
pgary.hatenablog.com
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ボールPentel 45周年限定モデルは型番はB100だけど、8mmボールのB50仕様じゃないですか、やったー!

ボール受けがデルリン樹脂で出来ている水性ボールペンのボールPentelは独特の書き味で、時々無性に使いたくなってしまうので、このブログでもこれまで何度か取り上げています。そんなボールPentelの45周年限定モデルが行き付けの文具店に並んでいたので、カラフルなパッケージに惹かれて7色セットを購入してきました。
www.pentel.co.jp
定番品の黒、赤、青の三色に加えて、緑、橙、茶、紫の4色があるという点にも惹かれて購入したのですが、早速書いてみると、いつも使っているボールPentelと何か違うような気がする??
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型番がB100になっているのと、FRANCEの文字のインパクトですぐに気づかなかったのですが、軸をよくよく見ると「Φ0.8」と書いてあります。これは日本では販売中止になったボール径0.8mmのB50仕様ということです。ちなみに日本で今も販売されているボールPentelは、ボール径0.6mmで型番がB100になります。
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上の画像は、左からB50、B100、45周年B100ですが、ボール径だけでなく、軸径もB50仕様の方が微妙に太いのです。この軸が太くて、文字も太く書けるというのが、がしがしとメモを取るのに良かったんですが、無くなってしまい残念に思っていたところ、海外向けにはまだ作っていたんですね。
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軸色とインク色が異なるのはセットで見るとちょっと混乱してしまいますが、ペン1本ずつで見るとこの配色の方が面白く感じられます。定番のボールPentelも緑軸だけで、ペン軸のお尻とキャップのカラーパーツで見分けますので、そこを見る癖を付けるとよいでしょう。
ボールPentel 45周年限定モデルは、インクカラーが多いだけでなく、太軸・太字でヌルヌル書けるので、とってもお薦めです!!
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fumihiro1192.hatenablog.com
kobe-nagasawa.co.jp

「まりんこゆみ」完結巻発売

表紙にもありますが、一言で言ってしまうと、日本のJKがアメリカ海兵隊に就職する話「まりんこゆみ」が完結しました。実際に女性海兵隊員のアナステーシア モレノさんが原案、JK+戦車という分野の開拓者、野上武志さんが漫画を描かれています。
話はマリンコ(海兵隊)の新兵訓練所から始まり、沖縄に赴任し、化学科や通訳として仕事をしていきます。本職のモレノさんの体験を元にしていますのでリアルです。ただ連載半ばで残念ながらモレノさんは亡くなられてしまいました。
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元々はウェブで連載されていたものです。興味のある方はまずウェブから読んでいただいて、気に入られたら描き下ろしが入っている単行本をお薦めします。
sai-zen-sen.jp
日米の合同演習で、アメリカ側は偉い人も12時間できっちり交代するので、いつも元気なのに、日本側の偉い人は演習の3日間ほとんど寝れずに、3日目にはふらふらになっているという話が身につまされました。日本はどこもこれじゃ駄目なんでしょうけれどね。
sai-zen-sen.jp
それから日本人としては、沖縄の話や
sai-zen-sen.jp
硫黄島の話ははずせませんね。
sai-zen-sen.jp
近くの本屋では売っていなかったので、Amazonで買いました。

まりんこゆみ(7) (星海社COMICS)

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