趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

万年筆インクの宿題:OHTOのブルーブラックはどんなインクなのか?

Twitterで「OHTOのブルーブラックは古典インクなのだろうか」というつぶやきを見かけたのですが、OHTOのブルーブラックはカートリッジしかないこともあり、今まで検証したことが無かったので調べてみました。
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ちょうど一年前に購入していました。MADE IN AUSTRIAで樹脂玉で封をされているのは、どこぞのメーカーのものを思いおこさせます。
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OHTOのROOK万年筆に挿して書いてみました。水に漬けると色素が溶け出しますが、読めるくらいに筆記線は残ります。
普通のペーパークロマトグラフィーは、濾紙は違うものですが、展開溶媒に精製水を使い、展開条件を極力「趣味の文具箱 Vol.44」のものに合わせました。
また二価鉄試験紙による結果から、古典インクではないようでした。

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どれか似ているインクをあげるなら、モンブランの染料のミッドナイトブルーに似ているように思います。
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リマインダーを喋らせたくてAmazon Echo Dotをやっと設置しました。

Google Home Miniで満足しちゃったことと、EchoがFire TV Stickと連携できないことにがっかりして、Chromecastまで導入したことで、Echo Dotは箱に入ったまま放置されていました。
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今回設置しようと重い腰を上げたきっかけは、からあげさんの「リマインダで子供の生活リズムを作る」という記事に触発されたためです。
karaage.hatenadiary.jp
うちの奥さんが、朝は「持ってくもの準備したの」「ボーッとせんで、ご飯食べて」「はよ行かんと遅刻するよ」、夜は「宿題終わったと?」「コタツで寝ない、歯みがいて」「もう寝らんと明日起きれんよ」と小学生男子と中学生男子に、毎日毎日同じことを言い続けるのは辛いというので、真似してみることにしました。
同じことをGoogle Homeでもできるか調べたら、ラズパイ挟んだり、がっつり大変そうだったので、素直に2種類設置して、それぞれ得意分野をまかせた方が良いとなった次第。
qiita.com
Macの影にこそっと設置しました。
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リマインダをセットするだけで「○くん、寝る時間ですよ」と簡単に喋らせることができたのですが、喋りの最後に必ず「のリマインダーです。」と付くので、子等がすぐ「のリマインダーです。」を真似する様になってしまい、肝心の行動の方はちっとも変わってくれませんでした(汗)

プラチナの製図用シャープペンシル プロユース171を赤入れ?に使っています。

最近ずっと他の人が書いた文章に赤入れをしていたのですが、赤色にこだわって、万年筆やボールペンを使うと何度も書き直した後が読み難くなるし、フリクションは筆記線が薄い感じがして気にいらないし、と筆記具に悩んでいました。しかし考えてみると、マンツーマンで目の前で赤入れをするので、赤で書く必要は無いことに気づいてから、シャープペンシルを使うようにして快適になりました。
デルガード、オレンズ、クルトガ等々、各社から独自機能をうたったシャープペンシルが出ており、プラチナからもシュノークシステムとセーフティスライド機構のON/OFF機能を搭載したプロユース171が発売されています。
【文具時評】高機能シャープペンが増殖中|
プロユース (PRO-USE) はプラチナの製図用シャープペンシルのブランドで、何種類か出ているのですが、製図用らしからぬ、ふっくらとしたデザインのMSD-1500シリーズが好きで、これまでにブログで紹介したことがあります。
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pgary.hatenablog.com
MSD-1500は、全体的に好きなデザインなのですが、ガイドパイプが長いままのシャープペンシルを見ていると、ガイドパイプを折りそうとか、プスプス刺しそうとか余計なことを想像してしまいます。
使わない時はガイドパイプを収納できれば気にならないのですが、かと言ってオレンズの様な収納方式だと、ガイドパイプの収納にコツが必要で、いつの間にかガイドパイプが飛び出ていることもあるのが、またストレスになってしまいます。
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その点、シュノークシステムの良いのは、自分の手で確実に収納できることです。本来はガイドパイプを好みの長さにするためのシステムでしょうが、私は、使わない時にガイドパイプを保護するためだけに使っています。一方筆記時は、ガイドパイプを最長にしたて使います。
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製図ではなく、筆記に使用しているので、セーフティスライド機構は常時ONにしています。セーフティスライド機構のON/OFFは、最初ローレット側を見て回して混乱したのですが、マークの書かれている軸を基準にして回す方向を決めれば表示どおりになります。
グリップはローレット加工されていますが、指がやすりで擦られた様に痛くなるようなことは無い、マイルドなローレットです。
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シュノークシステムや軸とローレットの繋ぎ目など、ぐっと回すと簡単に外れます。シュノークとセーフティスライド機構があるため、想像していたより複雑な構造をしていました。
分解組立は楽ですが、芯戻り止めのちっちゃなゴムが外れたり、ずれてしまうと動作がおかしくなるので注意が必要です。芯戻り止めゴムが外れたら、替芯をチャックから伸ばし、芯にゴムを通してから組み立て直すとなおりました。
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一箇所ちょっと気にいらないのが、消しゴムキャップにある芯径の表示です。フォントの所為もあると思うのですが、一見シールを貼っただけのように見えます。
これがシールなら剥してしまった方がかっこよいだろうと、しばらくナイフでゴリゴリしてみたのですが、金属製でがっちりはまっており外せませんでした。
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結局こんなに傷だらけにしてしまい、我に返ってテンションが下がりました。
プロユース171は私みたいに、ガイドパイプが折れそうなのを気にし過ぎな人には非常にありがたいシャーペンです。
また、金属チャックなので、旧プレスマンのノック感が好きだった人には、0.9mmのプロユース171がうまくはまるかもしれません。試しにプレスマンの2Bロング芯を入れてみたところ、消しゴムを外せば使えました。
プラチナ万年筆ニュースリリース
プラチナ製図用シャープペン

プラチナ万年筆 シャープペン プロユース 0.5mm シルバー MSD-1500B#9

プラチナ万年筆 シャープペン プロユース 0.5mm シルバー MSD-1500B#9