趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

うまかっちゃん「濃厚新味」特製細カタ麺を食べる。

2018年度の新発売の「うまかっちゃん」から「濃厚新味」を食べてみました。
歴史年表 | うまかっちゃん | ブランドサイト | ハウス食品
f:id:pgary:20180908230651j:plain
長浜系の細麺をイメージしたのか、特製細カタ麺を使用して調理時間も90秒と半分になっています。
麺の見た目では通常の「うまかっちゃん」とそれ程太さの違いを感じませんでしたが、口に含んでみると麺の細さがはっきり分かりました。
f:id:pgary:20180908230704j:plain
スープの味はノーマルの「うまかっちゃん」に近い感じで、オイルの小袋も付いています。
奇をてらっていない普通に美味しい新製品です。調理時間が短いのも嬉しいですし、定番になってもおかしくないかも。
pgary.hatenablog.com

趣味の文具箱Vol.47 インク特集号の感想

趣味の文具箱は紙版を購入しますが、dマガジンでざっと読みましたので、その感想を、Twitterでもちょっとつぶやきましたが、140字だととても足りないので。

趣味の文具箱 47 (エイムック)

趣味の文具箱 47 (エイムック)

今回インク特集ですが、毎回インク特集の号は他の号に比べて、10倍くらい手間がかかっているんじゃないでしょうか。
まずインクは種類が大量に有り、新規参入のメーカーも増え、色見本をきれいに作成するだけでも大変です。更に色見本もただ塗りつぶすというものから、色々な文字や絵や模様を書くといった、だんだん凝ったものになっています。測色計による色の測定と分布図のまとめも手間がかかっていますし、今回はそれに加えて、Vol.11以来となるpH測定があります。
LAQUAtwinは使ったことがありますが、校正して洗浄、測定して洗浄、それぞれ測定値が安定するまで時間がかかりますので、1測定5分はかかるでしょう。222色をそれぞれ3回測定して平均をとっているので、5分×222×3 = 3330分、測定だけで55.5時間かかる計算になります。しかもpHの値を数字を載せるだけでなく、図にして、図の三角を各色で描くなど手間がかかりまくっています。そのこだわりに脱帽です。
このpH測定のデータはこれから末永く参考にさせていただくことになりそうで、色々なことを考える材料になります。
ふにふに。さんのブログで、TWSBIのピンクゴールドメッキが、LAMYブルーインクで剥げたという記事がありましたが、LAMYブルーインクは染料だがpHが2.1とかなりの酸性だとか。
funifuni234.hatenablog.com
白星さんのブログで、モンブランのパーマネントブラックは顔料インクだけど、古典インクと混ぜても固まらないという記事がありましたが、モンブランのパーマネントブラックは、pHが5.9と酸性側で安定させているんだなとか。
blog.livedoor.jp
ざっと見ただけでも、これまでの事象と合わせて納得のいくデータでした。
気になった点としては、p118の古典インクの説明が「染料インクに鉄分と酸性分を加えている」とかなりざっくりしていること。タンニン酸も没食子酸も名前に酸と付いてるからと、文字数の関係でギュギュと文章を詰めたのでしょうが、さすがにはしょり過ぎです。
古典インク (没食子インク) を古典インクたらしめている重要な成分は、鉄とタンニン酸や没食子酸で、タンニン酸はフェノール性水酸基、没食子酸は加えてカルボキシ基があるくらいで、酸性はかなり弱く、酸性分とまとめられると違和感があります。古典インクを酸性にするための酸は、硫酸や塩酸など別に加えられますが、これは安定化のために加えるもので、極端な話無くても古典インクは成り立ちます。

Gemini PDAでKLOAというアウトラインプロセッサーを使ってみる。

Gemini PDAの日本語入力でお世話になっている「SKK for Android」ですが、その配布ページから、同作者の他のアプリの配布ページ (自作ソフトのコーナー) に行くことができます。中でも、Androidアプリ版のhowmである「howmm」(howmもどきの意味だそうです) と、アウトラインプロセッサーの「KLOA」が気になりました。
作者の海月玲二さんの日記「Ray's diary」を読むと、

あとアウトライナー使うって人は,KLOAをGemini PDAで使うとどんなかんじなのか聞かせてくれると嬉しく思います.

なんてことが書いてあったので、KLOAから使ってみました。
まず、「KLOA」のページにあるように、設定>アプリ>KLOA>権限からストレージの権限をオンにしてSAVEできるようにします。
項目を入力し改行すると、どんどん続けて項目を入力していくことができます。項目の階層の深さや項目の上下移動は画面のフリックでも出来ますが、キーボードでも、TabとShift+Tabで深さの変更、Ctrl + 上下で上下移動が出来ます。
f:id:pgary:20180905160435j:plain
項目の中にノートを記入することができ、ペンの形をした編集ボタンを押すか、Ctrl+Eでノートの編集画面に移ります。
f:id:pgary:20180905160448j:plain
右上のメニューから、「ノートを表示する」のチェックを入れると常時ノートを表示させることが出来ます。通常はこの状態の方が使い良いと思います。
f:id:pgary:20180905160456j:plain
KLOAで書いたものを保存して、再度開こうとしたら、KLOAがエラーで落ちてしまうので、保存したデータをX-ploreのビュアーで開いてみると、階層を示す記号の無いテキストファイルになっていました。KLOAのデータはテキストファイルで、デフォルトでは階層を「*」の数で表すWz editorの階層付きテキスト形式になるそうです。
f:id:pgary:20180905160510j:plain
設定を確認してみたら、「項目のレベルを示す文字」が入っていなかったので、Markdown記法に合わせて#を入れて、開かなかったテキストファイルの方にもJota+で#を適当に入れてみたら、KLOAが落ちなくなりました。
f:id:pgary:20180905160525j:plain
Markdown記法に合わせておくのも良いのですが、テキストで見たとき#より*の方が階層が分かりやすく感じたのと、はてな記法でも階層は*を使うので、「項目のレベルを示す文字」を*に変え、保存し直したらデータも*に変わりました*1
f:id:pgary:20180905160534j:plain
KLOAはほとんどの操作をGemini PDAのキーボードで行うことができ*2、データがテキストファイルとして保存されますので、PC等との連携もやりやすい非常に好みのアウトラインプロセッサーでした。これから常用したいと思います。

*1:やっぱりMarkdownに合わせて#を使うことにしました。Gemini PDAのSKKとKLOA設定を再度見直す。 - 趣味と物欲

*2:階層ツリーの開閉操作のみ画面タッチが必要? → 作者様より、デフォルトでキーが設定されていないだけで、KLOAの設定から好きなキーを定義できるとのことです。