この文
この文章が好きと言いながら、恥かしながら、その記憶は、為になる文章ではなく、ほとんど食と繋っています。 デスニードラウンドはかなり血腥いラノベですが、ベン・トーのアサウラさん作ですから、随所に食べる描写が出てきます。デスニードラウンド ラウ…
沢野ひとしさんと言えば、椎名誠さんのエッセイに登場するワニ眼の画伯で、怪しい探検隊の人というイメージが強いです。さわの文具店作者:沢野 ひとしメディア: 単行本好きな文章というより、万年筆を落としそうになった時にフラッシュバックするシーンです…
プラモデルのTAMIYA、田宮模型の2代目、田宮俊作氏による田宮模型の歴史・変遷の本から、好きな文章というより、衝撃を受けた文章ですが、文庫版の107頁、アメリカのホビーショップの店長が言う、「メイド・イン・ジャパンなんか、売りものになるわけないだ…
有名人の書斎を探訪する本は色々ありますが、中でもこの「書斎曼荼羅 本と闘う人々」は、限られたスペースに如何にして本を収めるか、本と闘う、かっこつけていない生々しい雰囲気が、磯田和一氏のイラストで軽妙に描き出されていて特に好きな本です。書斎曼…
日常の中でふとした時に思い出してしまう文章を紹介しているこのシリーズ、最初の3回食絡みだったので、これではいかんと4回目は食以外の文章を選んだのですが、また食に戻ってしまいました。 やっぱり食と記憶は密接に繋がっているということで、けして私が…
「マイ・コンピュータ入門 コンピュータはあなたにもつくれる」は昭和52年(1977年)3月に発行のブルーバックスです。 NECからマイコンの組み立てキットTK-80が出たのが、1976年8月、個人で所有できるコンピュータがパソコン(personal computer)ではなくマイコ…
「孤独のグルメ」と言えば、「こういうのでいいんだよこういうので」「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」「モノを食べる時はね誰にも邪魔されず 自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ」等々名言に事欠かない作品ですが。孤独のグルメ【新装版…
植草甚一さんのエッセイの中でも一番好きな作品が、「植草甚一コラージュ日記」です。 東京1976とニューヨーク1974の二冊が上梓されていますが、文庫本になっているのは東京1976の方だけです。 日記ですが、日記そのままではなく、日記を清書された手書きの…
梅棹忠夫研究室で秘書をされていた藤本ますみさんが梅棹研究室の日常を書かれた「知的生産者たちの現場」は楽しそうな研究室の様子が伝わってくるホッコリとする本です。 この本の中で私が好きな文章は、35頁(文庫版)とまだ冒頭ですが、梅棹先生が魚一のお弁…