趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

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I can make an iron gall ink a little

万年筆談話室・開室2周年記念モデルの軸色に合わせて古典インクを調色しました

万年筆談話室・開室2周年記念モデルには、TAGの文染02葉緑を入れて使っていました。軸色に合った良い色の淡い緑色なのですが、如何せん薄くて実用するには辛くなったので、軸色に合わせて古典インクを調色しました。
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色を見ながら適当にインクを足していったので、配合比は良く分かりません(^^;
自分で使うだけのインクは結構ゆるく調製しています。

iron gall ink for WAGNER2020 fountain pen
色の変化が分かりにくいかと思いますが、時間差をつけて筆記しているので、比較すると明らかに変色しているのが分かります。
pgary.hatenablog.com

古典ブルーブラックと万年筆と私 または私は如何にして心配するのを止めて古典インクを愛するようになったか

見つけにくいとのことなので、まとめてみました。
私が古典インクに、はまっていく過程を詳細に記しています。
pgary.hatenablog.com

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古典ブルーブラックと万年筆と私 8 乱離篇

聿竹さんからの依頼

2018年11月に聿竹さんからTwitterのDMで青色1号古典インクを分けて貰えないかと連絡がありました。聿竹さんと言えばヌルリフィルで有名です。ヌルリフィルの商標登録ができたので、その記念として泉筆五宝展に並べたいとの依頼でした。
聿竹年萬 : 万年筆とヌルリフィルの部屋|Pen_Saloon
その少し前に、WAGNERインクの新色として青色1号古典インクを海老沢さんに提案したのですが、既存WAGNERインクユーザーへのフォローのため、これまで作った色を優先させたいとのことで浮いた形になっていました。
また聿竹さんは、耐水性のヌルリフィルと古典インクを組合せれば、水に濡れても大丈夫だし、インク焼けも克服できるというアイデアをお持ちだったので、協力できると面白いと思いました。

プラチナに相談する

自分が面白いと思っても、道義上、プラチナに話を通さないと動けません。また、古典インク調製は、万年筆コミュニティへの恩返しであり、商売にはしたくないというスタンスは崩したくなかったので、聿竹さんには、趣味の同人活動であるという点を確認しました。
プラチナの中田社長に趣旨を説明してお願いしたところ「プラチナの保証やお墨付きは付けられませんが、ユーザー様サイドで楽しまれていることは結構なことだと思います」と快くご承諾いただけたので、聿竹さんと話を進めることにしました。

喜望峰の誕生

青色1号古典インクを、2月の泉筆五宝展に合わせ、2019年1月に5L調製して送りました。
青色1号古典インクに「喜望峰」という名前がついて、素敵なラベルとパッケージが施されました。聿竹さんは、自分は何も作っていないと謙遜されますが、聿竹さんのマネジメント能力があって初めて完成し、人気を博したものと考えています。
予約分ですぐに無くなってしまったということなので3月に追加で1L、10月の泉筆五宝展に合わせて、2019年9月に5L調製しました。

神戸ペンショーで喜望峰を見守る

デコカクノで有名なericさんのブースで喜望峰が委託販売されるとのことなので、2019年11月23日の神戸ペンショーを見に行きました。ペントレーディング東京や泉筆五宝展等のイベントには参加したことが無かったので、自分で調製したインクが目の前で売れていくのを見るのは初めてだったと思います。
また喜望峰の通販にご尽力いただいた、てりすてmk2さんにもご挨拶することができました。私と聿竹さんを繋ぎ、喜望峰の瓶への充填にご尽力いただいている、しゅんさんにもいつかご挨拶したいと思っています。

そんな先のことは分からない

正月休みを使えば少し時間があるので、2019年12月に必要なら作りましょうか?という話はしたのですが、まだ在庫に余裕があるとのことで調製は見送りました。
その後1月22日に完売したので再度調製を依頼したいと連絡をいただいたのですが、調製について聿竹さんと打合せをしていると、これは同人活動なのだろうか?という点について、自分の気持ちに折合いがつかないものを感じたので、少し考える時間をいただくことにしました。

同人活動って何だろう

同人活動の定義は人それぞれ違うような気がして、自分が納得できる同人活動って何だろうということを考え続けています。
別に嫌儲主義というわけじゃなくて、人件費や手間を度外視して安くするより、ちゃんと技術には価値を付けて対価を受け取った方が、結果的に万年筆メーカーの迷惑にならないと考えています。
じゃあ何が商業と同人の境目なのか胸にストンと落ちるものを探しています。この一連の記事もそのために書きましたが、まだ見つかりませんでした。

とりあえず今は

聿竹さんへの道義的に、喜望峰と同じインクは聿竹さん以外とは作りませんので、次回喜望峰は胸にストンと来る同人の定義が見つかるまでお休みさせてください。

ごめん、聿竹。ごめん、みんな・・・

古典ブルーブラックと万年筆と私 7 怒濤篇

プラチナ万年筆との話し合い

急いで日程を調整して、自作インクの試作品と資料を持って東京に飛びました。森さんと合流して、プラチナ本社を訪問し、中田社長をはじめとするプラチナ万年筆の方々と3~4時間くらい話をしたでしょうか。
終始和やかな雰囲気ですが、万年筆に一家言ある人ばかりの会議でしたので、大変盛り上がりました。最終的に、プラチナ万年筆の技術と処方に、私が提供した情報を加え、ハイブリッド的に開発するという結論に落ち着きました。

プラチナ クラシックインクの発売

プラチナ クラシックインク発売の情報は、2017年の1月下旬頃からオープンになり、2月10日に正式発売されました。
プラチナ古典インク新色6色の文具屋さんによるツイートまとめ - 趣味と物欲
プラチナ古典インクをナガサワ明石店先行販売でゲットされた方のツイートまとめ - 趣味と物欲
プラチナ クラシックインク (古典インク) が正式販売されて購入された方の感想などまとめ - 趣味と物欲
好評をもって迎えられ一先ずホッとしました。
やはり、インクだけでなく万年筆本体を作っているメーカーから、正式に古典インクが販売されるのは意義あることで、古典インクという文化が続いていく安心感があります。
趣味の文具箱には、KWZインクと同じvol.41に掲載されました。

WAGNERインクのその後

プラチナ クラシックインクに技術協力し正式に発売された以上、道義的にWAGNERインクの調製は止めようと思っていたのですが、中田社長に相談したところ「プラチナより先に活動されていたことですから続けられたら」と快諾いただいたので、そちらの活動も少しだけ続けることにしました。
海老沢さんの手で、日本国内だけでなく、 Seoul Pen Show等海外でも何度か販売されています。
久し振りのWAGNERインク青黒、赤黒がSeoul Pen Showで配布 - 趣味と物欲

青色1号古典インクのその後

一番最初に調製した青色1号古典ブルーブラックについて記事にしたら、しゅんさんから試してみたいとお申し出いただき、更にしゅんさんのお友達の聿竹さんにそのインクが小分けされました。
自作古典インク Light Blue Blackのご感想をTwitterでいただいたので紹介します。 - 趣味と物欲
2018年10月頃のことです。

あとちょっとだけ続きます。
pgary.hatenablog.com

趣味の文具箱 41 (エイムック 3631)

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  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: ムック

古典ブルーブラックと万年筆と私 5 風雲篇

アスコルビン酸洗浄法の開発

古典ブルーブラックは二価鉄が酸化されて三価鉄になり、タンニン酸や没食子酸と水に溶けないキレート化合物を作り固まっている、それなら還元してやれば溶けるはず、と今考えてみれば当たり前のことですが、それまで使われていない方法でした。
還元剤と言っても色々ありますが、安全で、簡単に取り扱えて、ペンにも優しく、手に入れやすく、比較的安価なもの、と様々な条件に適合するものを探したら、局方アスコルビン酸の大瓶が目につきました。
化学系で還元剤と言えば、合成に使うもっと強力な物を先に試すと思うのですが、身近にあるのがビタミン類が多く、アスコルビン酸 (ビタミンC) も持っていたのは幸運でした。
自作の古典ブルーブラックインクを入れて、真っ黒に固着させたウォーターマン クルトゥールを、アスコルビン酸の1%水溶液で洗うと、それまでの苦労がなんだったのか!と叫びたくなる程、あっさりとピカピカにきれいになりました。
古典ブルーブラックインクの万年筆へのこびりつきを化学的に落とす。 - 趣味と物欲
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趣味文の記事に滑り込む

ブログで公表すると共に、森さんに連絡して検証してもらい、効果の程に太鼓判を押していただきました。趣味文の原稿は、私と高橋さんの書いた原稿を元に、森さんが総括するという形式でしたから、総括の部分にギリギリでアスコルビン酸洗浄法を載せていただくことができました。
当時のメールを見ると、出発の直前まで、森さん、高橋さん、趣味文の井浦さんと原稿のやり取りをしています。更に、しばらく自作古典インクの配布ができないことをアナウンスしたものですから、配布依頼のメールが駆け込みで届き、自作インクを送付するのを並行して行っていました。

自作古典ブルーブラックの晴れ舞台

2010年3月30日に趣味の文具箱 vol.16が発行されました。
古典ブルーブラックの記事を取り上げていただいたブログなど。 - 趣味と物欲
2010年4月24日~25日の第10回 ペントレーディング in 東京で、WAGNER 青黒 2010が配布され、完売しました。
WAGNER2010古典ブルーブラックインク ペントレで完売 - 趣味と物欲

自作インクは1年間のお休み

1年間のアメリカ生活の間、自作インクの調製はお休みです。慣れない環境に、子供の頃のように1年を長く感じました。

2011年3月9日に帰国しました。

当初想定していたより、ずっと長くなってしまいましたが、続きます。
pgary.hatenablog.com

趣味の文具箱 16 (エイムック 1918)

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  • 発売日: 2010/03/19
  • メディア: 大型本

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