趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

Zaurusでlifelogを始めました。

ジャケットを羽織っていると汗ばむほどの陽気になってまいりました。そんな季節なので「そうめんはじめました。」風に「Zaurusでlifelogはじめました。」
日々の記録を残すのに,Web上でRemember The MilkTwitterか,それともSA1Fで紙に書くか,MacでJournler.appにするか,ほぼ日手帳か,A5ルーズリーフか,無印の文庫本メモ帳か,といろいろ齧ってみたのですが,ごくごく私的な自分の行動の記録,所謂ライフログは人に見せたくないし,PCやWeb環境など無いところでも記録したいし,紙は検索が大変ということで,結局Zaurusを使うのがよいのだろうと回帰することになりました。ザウルスも常用しているC1000以外に6000,A300,B500なども中古やオークションで購入して,比較した結果,C1000一台に集約させることにしました。
C1000のどのソフトを使うかということでも,標準のメモ,QualenderのToDo,EBt liteなども使ってみて,ライフログには,ZEditorで一つのテキストファイルに書くという方法に落ち着きそうです。ただ色々と彷徨った経験は無駄ではなく,Remember The Milkは仕事のToDoやTwitterはネタの記録,EBt liteはZaurusでBlogネタなど長文を書くときにそれぞれ使っています。
C1000を腰のバッグから出し,ワンキー(実際は2キー同時押し)で起動できるように,keyhelper appletで関連付けしたテキストファイルをZEditorで開き,Ctrl+Dで日付を入れて,その後ろに一行からはみ出さない程度のコメント(「食事 カレー 400円」「トイレ お腹痛い」「書類 提出」など)を入れる。日付は上に足して(積み上げて)いきます。今なら超整理法的時間軸管理システムと言った方が通りがいいのかもしれませんが,私がもともと時間軸を上に伸ばすことを意識しはじめたのは,DOS時代にSXRというフリーウェアに同梱されていた「時間視考」 http://hp.vector.co.jp/authors/VA003342/start/time.html という文章です。今のところそうして記録して,ときどき眺めて無駄な行動などをチェックしているだけですが,記録がたくさんたまってきたら,自動処理して集計するようなScriptを作ってみるのもいいかもしれないと思っています。

美崎薫氏のブログが始まったようなので,記憶する住宅の次をみたい。

美崎薫氏はブログこそ始められたばかりかもしれませんが,ことライフログに関しては世界でも有数の実践者だと思うので,どんな話が出てくるか楽しみです。
美崎薫氏の本で2003年の「デジタル空間ハウス―夢が現実になった!電脳住宅」の環境と,松浦 晋也氏の2007年の「コダワリ人のおもちゃ箱」という本の中でインタビューされている美崎さんの環境では,2003年時がハードの構築に力を注がれていたのが,2007年ではソフトにシフトしたのが分かります。大容量のNASロケフリなどのネットワーク映像機器,ScanSnapのような紙文書のデジタル化機器などが安価に手に入るようになったので,ハードの構築は昔に比べて楽になったが,それらのハードを組合せて使いこなすためのソフトの面はまだまだ検討の余地があるということでシフトされたのではないかと思います。しかし,ハードの構築が楽になったといっても,実際にそれらを見苦しくなく配置し,隠し,接続し,制御するのは難しいと日々実感していて,ノウハウのあるところですので,できればハードについても(美崎さんにとっては当たり前のことかもしれないけれど)紹介されると嬉しいなあと期待しています。

Googleで検索すると,『記憶する住宅』の美崎薫として知られていることが多いようです。BTRONのという方も根強くいらっしゃるようですが,わたし自身は自分で作ったものですし,『SmartWrite/SmartCalendar』の美崎薫とか,『PilePaperFile』の美崎薫と名乗りたいところであります。

コダワリ人のおもちゃ箱

コダワリ人のおもちゃ箱