趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

同じアホなら踊らにゃソンソン

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ウェブ進化論面白かったよ〜 id:pgary:20060515#p1 という内容の感想をアップしたと思ったら、
アキバ系!文京区本郷四畳半社長 http://shi3z.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/web_bf17.html のブログ経由で、
Webの間違った進化 http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2006/05/web.html
というブログのエントリーを見つけてしまった。奇しくも同じ日にアップされていて、そんなわきゃないけど、ここにアホが居る〜と見つかったような気分だ(^^;

そして、この本は(この内容を鵜呑みにする)人間をダメにする本だと思った。

ということなので、私など結構ダメになっている側の人間だ。ただまあ、ダメ人間なりに上記エントリーについての感想を言わせてもらうと、Googleニュースの仕組みについては、ちょっと勘違いされているように感じられた。どうも、Googleのロボットがウェブからニュースの元記事を取ってきて、それを継ぎ接ぎして、ロボットがニュース原稿を書いているかのように思われているような印象を受けたのだが(本当にそう思われているわけはない、ブログを書かれているのは、その筋の専門家の方なのだから、あくまでブログを書く上での勘違いか誇張だろうと思う)、実際のところGoogleニュースがやっているのは、ニュースを分類して並べ直しているだけで、本来なら新聞社(ニュースソース)が各新聞社なりの基準と、それに関わる人の基準でやっていることを、Googleのロボットが、そのロボットを開発した人の基準で自動的にやっているというだけのことだ。元の記事は人が書いたものなのだし、注目を集めている大ニュースはGoogleニュースでもトップニュースになるのだから、今まで各新聞社のページをチェックしていたのと何も変わらない。いろいろなニュースソースからの記事の一覧が並ぶので、今まで朝日と読売と両方のページを開いて、論調の違いを楽しんでいたのが、より便利に出来るようになったというぐらいだ。カスタム機能を使って、一ページに表示される項目を自分なりに変更してみるのも面白い。科学・技術のニュース項目を、日米英仏独印中台韓など並べて表示するようにしているが、各国でトップニュースになる項目が違っていて面白い。

それから、Gmailについて、

おいおい、そんな説明で納得するなよ。
そのプログラムを書いている人間が悪意を持っていたらどうするんだ。
コンピュータは勝手に動いているんじゃない、人間が動かしているんだ。
そんなあたりまえのことに気がつかないほど、この著者は馬鹿なのか。
Gmailなんて、プライバシー意識のあまりない馬鹿な学生か、自分の会社に魂を奪われたGoogle社員が使っているんだと思っている(当然、僕はそんなもの使う気がしない)。

ということが書かれていたけれど、Gmailを使っている人は、別にコンピュータを信用しているわけではないと思う。GoogleというブランドとGoogleの中の人を信用したから、その信用に応じた分の内容のメールを預けているわけで、それは、プロバイダや企業のネットワーク管理部門の中の人を信用するのと変わらないことだろう。企業人が仕事にGmailを使わないのは当然だとしても、私的に使う分には、馬鹿な学生やGoogle社員ばかりが使うものではない。
Googleやその他のウェブのサービスについては表題にあるように、「同じアホなら踊らにゃソンソン」という気持ちである。