趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

100円ライターより小さいビデオカメラを買ってみた。

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DIGITAL COWBOYのDVR-SP(http://www.digitalcowboy.jp/products/dvr-sp/index.html)が発売されるという記事を見た時に、これでビデオでライフログとか出来るんじゃないかとピーンと来て注文を入れた。2Gのmicro SDまで対応していて、2Gで約37.5時間録画できると書いてあるんだもの、それは期待せざるを得ないというもの。24時間ずっと録画しっぱなしにしておいて、後から自分の行動を早送りで確認して、生活の改善に役立てようと手に入れる前から盛り上がっていた。

注文から発送までちょっと間があったけど、キター。なんかちょっとiPodとか意識した風の紙箱。箱の説明書きはべったりとシールです。箱の文字のfrom TAIWANでmade in CHINAというところが大陸志向を意味しているのかなと意味深なことを思ってみる。

開けてみると、おおちっちゃい。同梱品はUSBケーブルと説明書で、説明書は全部英語、一応まじめに読んだけど、なんか説明書に書いてあることと動作が違うところがあるような気がするんだよな〜。機械の処理速度が追いついてなくてずれてる感がある。説明書に、PCと接続している写真が載っているんだけど、相手のPCがLOOX Uだった、でかいPCを並べた方がレコーダーの小ささを引き立てられるんじゃないかと思うんだけど、スケールを合わせたのだろうか?

お気に入りの安い万年筆preppyと並べてみた。ちなみにpreppyは200円だけど結構本気な万年筆というすごいやつです。まとめ買いしています。
まずいきなり大誤算、バッテリーは内蔵のリチウムイオンで、USBから充電するんだけど2時間しか持たない、しかも充電に3時間かかる。操作は録画/停止ボタンとHoldのスライドスイッチと電源のスライドスイッチのみ、インジケータはLEDが3つあり、赤が充電、青が電源、緑が録画を示す。micro SDを挿入し、Holdスイッチを解除して、電源を入れ、録画ボタンを3秒間長押しすると録画開始で緑のインジケータが点滅しだす、、、はず。なのだが、どうにも反応が鈍く、うまく録画を開始できない、どうもボタンの入りが悪いとかハード的なものではなく、内部処理的にもたついているような印象を受ける。いきなり2Gのmicro SDをおごったのだがでか過ぎたのかもしれない。録画の停止はもう一度3秒間長押し、これもうまく停止できないことがある感じ、しかもここできちんと録画を停止してから電源を切らないと、せっかく撮ったムービーが壊れてしまう。何度も録画データを飛ばしてしまった。ここにも内部処理の遅れが原因としてあるような気がする、おそらく録画表示のLEDが消えたからといって、すぐに電源を切ってしまうと、内部でデータの処理が終わっておらず、データが飛んでしまうのではないか。

ちょっと気になる点としては、長時間、例えば20分以上の連続撮影をした場合に、ファイルが壊れていることである。数回トライしたが、ファイルサイズが0だったり、ファイルが開けないなどの不具合があった。撮影を停止するときに、大きなサイズのファイルをうまく閉じられないのかもしれない。

撮ったデータはPCにUSB接続して吸い出す。カメラ側のコネクタは普通のミニ5ピンなので市販のケーブルで接続可能、USBメモリとして認識される。データは3GP形式、176x144、15フレーム/秒なので、まああまり期待できないし実際にきれいではない。試しに襟元に付けて撮ってみたら、28分16秒で32.5Mのファイルが出来た。工人舎SA1F上のGOM playerで再生してみると、蛍光灯下だと黄色っぽい感じで、音も小さい、このカメラ「超小型インタビューレコーダー」と銘打っているんだけれど、その用途には音が小さ過ぎる。
バッテリー持続時間の短さはミニ5ピンのUSBで充電なので市販の外部バッテリーなど使えば改善できると思う。しかしながら録画の確実性がないのが辛い、停止を確実にしないとデータが飛んでしまうのに、確実に停止できない。録画の開始と停止が長押しなのは操作ミスを防ぐためなのかもしれないが、せっかく別にHoldスイッチがあるのだから、録画ボタンと停止ボタンは長押しでなくワンクリックで反応するようにし、しかもボタンを別にして、手元を見なくても録画と停止が操作できるようにした方が良いと思う。しかも録画状態を示すLEDが緑で一番明るさがないので、屋外で使おうとするとLEDが光っているのかどうかが分かりづらい、ここは録画インジケータのLEDに青を使うべきだろう。

録画の緑は発光が弱いので、日中の屋外では録画できているのかよく見えない。

いろいろと制約がある機械だが、試しに撮った動画で、ほんの30分程度の自分の行動を見返してみても、ちょっとした気づきがある。うまく録画できないことがあるので厳密に記録を取る目的には使えないだろうが、ライフログを試行して遊んでみるつもりで、しばらく使ってみようと思う。