趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

初めてのペンクリニック

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川口先生のペンクリニック福岡三越であるので行ってきました。食事に行かれていたので、店員さんに受付をしてもらっているとちょうど帰ってこられました。お願いしたのは、セーラーのプロフィット21とパイロットのカスタム74、ペンの調整を間近で見るのは初めてなので、興味津々に見つめていると、トン・スークルクルという感じで試し書きをされ、掌に乗せてペンの重さで線を引かれます。趣味の文房具か何かの写真でこうして試し書きされているところが載っていたなあと、思っていると、ぐわしとペン先を掴み、ジャコーンとペン芯を引き抜かれました。おお、こうやって抜くのか、と感動している間も無く、ルーペでペン先をチェック、ペン芯と合わせて、再度ペン軸に装着し、やすりですりすり、やすりは10cmx5cmくらいの板で深緑色に見えたので、ラッピングフィルム#10000を板に貼ったものかな?と考えている間に、トン・スークルクル、すりすり、トン・スークルクル、すりすり、と調整を進められて、「はい、書いてみて」と渡された時には別物のように書きやすくなっていました。結局、「2本ともあたりが出ていなかったので、あたりを出しといたから、この状態で2ヶ月くらい使ってもらったら、自分にあってくるから」ということで終了、只々関心して眺めているだけで、あまりお話しなどを聞くことはできませんでした。退散するときに見たら、受付されている人が、「これ先生に」とお酒の瓶を出されていたので、ああいう方は常連さんなのでしょうね。今迄は、万年筆の書き心地の基準が分からない状態でしたので、調整するとこれくらい書きやすいという基準が自分の中にできました。また万年筆に嵌ってしまいそうです。

けっして、妥協はしなくてもいいのです。
(でも、大抵は一回調整されて、試し書きすると、それでバッチリ。なんですが。)

私如きが恐れ多いと何も言えませんでした。

さて、私の番ですが、こうしたペンクリニックは初めてのうえ、しかも川口大先生を目の前にして年甲斐もなくちょっとドキドキしてしまいました(笑)。

ドキドキというか緊張していました。息を詰めて指先を見ていました。

だって、”写真を撮ってもイイですか?”って一言が
出ないですよ、あの場じゃ・・・。
ほんとは、握手している写真をその場の誰かに
頼もうかと思ったンですけど・・・、無理っ!!

行く前は少しミーハーな気分が入っていたのですが、その場に行くともうただ緊張です。

ZEAKさんはじめ、色々なブログでペンクリの様子を写真で拝見していたので「おぉ、本物だ!」という感動はありましたが、不思議と緊張はしませんでした。なので、自然に先生のお話に乗っていくことができました。

すごいなあ、私は緊張しっぱなしで。

(やはり都会のペンクリニックとは違って、レアもの軸などは売り出されることがなかったので)私はものすごい散財をも覚悟していったのですが、売り場のラインナップはいつもと同じでしたので、申し訳ないながらも特に買い物は無し。

福岡も普通の万年筆売り場のカウンターをペンクリニックにあてているだけで、何かお勧めされるとか商売する感じではありませんでした。舞い上がってしまっているので、長刀とかお勧めされたらころりと行きそうだったのですが^^;