パイロット スーパー250フォルカンには松露を入れた。

ペン先にはFALCON PILOT 14K-585の刻印、軸にはPILOT SUPER250と彫りこまれた、古いパイロットの万年筆です。吸入式で、ゴムサックに被せた金属筒の先についているスイッチ(ノブ?)をパチリと倒し、ペン先をインクに付けてから、スイッチを戻すとインクが吸入されます。古いものですので、ゴムサックが痛んでいることが多いようなのですが、私が入手したものは、運良くゴムサックの状態の良いものでした。入手したときは少しペン先がずれていたのですが、指で少しだけ調整したら、インクフローもドバドバと良く出て、更にフォルカンの柔らかさで書き味の良い万年筆になりました。インクはパイロットの松露を入れています。以前細字の万年筆に入れたときは、良さが分からず、あまり使っていなかったインクなのですが、フローが豊富なこのペンで書くと、色の変化が良く分かり面白いです。紙の上でぷっくりと膨れた青緑のインクが見る間に、落ち着いた深緑に変化していく様を見たいがために、ついつい意味もなく文字を書き連ねてしまいます。
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