うちの奥さん、一時期プラチナのデッドストック放出で市場に出回った、プラチナポケットPKR-2000に大満足していて、他の万年筆なんかいら〜ん、という感じだったのだが、、、
それならと探して買ったのが、右端のプラチナ PKR-2000である。これは2000円なのに14Kのペン先が付いている。
冬将軍の色が薄くて、フロー渋めのプラチナ細字では文字が見難いということがあってから、もう少し太めのペンも欲しいかなという風になっていた。
ということで冬将軍にほんのちょっとだけ松露を混ぜたのが下の色である。名付けて冬松露、大部見易くなったとのことである。
しかしながら、奥さんの御眼鏡にかなう万年筆はなかなか見つからなかった。デルタやペリカンがホイホイと買えるのならば世話はないが、さすがに4〜6万くらいするとしりごみしてしまう。それに舶来品は2万は出さないと金ペンにはならない、鉄ペンでも書きやすいものはあるが、PKR-2000が14Kなので、それより高いのなら金ペンが良い。国産なら金ペンでも1万切るようなものからあり、コストパフォーマンスは高いのだが、いかんせん奥さんが気にいるようなかわいいペンが無い。いろいろとデザインに工夫しているものがあるにはあるのだが、ホワイトトートイズだのドルチェビータだのと見比べてしまうと、どうしても野暮ったい感じがする。
「ホワイトトートイズにしちゃえば?」、「でも軸がちょっと細い気する〜。」、「一本をとことん使いこむタイプだろうから、どか〜んとドルチェビータでも。」、「ん〜でもエリカ様と一緒というのもね。」などと、こりゃ持久戦かな、と思っていたところ、事態は急展開、きっかけは、趣味文こと趣味の文房具 Vol.12の記事でした。この本の特集で、色々な色の万年筆とインクを合わせた写真が載っていたのですが、その中のカスタムレガンス茶軸と茶系インクの組合せが奥さんは気にいったよう。可愛いし、値段も手頃だし、前からブラウンのインクを使ってみたかったということなので、パイロット カスタムレガンス茶軸のMとエルバンのティーブラウンをお買い上げとあいなりました。
- 作者: 趣味の文具箱編集部
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: ムック
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大理石調の深みのあるプロピオネイト樹脂を使用した「レガンス」にニューモデル誕生。丁寧な削り出し、丹念な磨きが素材に美しい光沢を与え、きめ細やかで上品な仕上がりとなっています。ボディに表現される、世界に2本とない美しい模様をお楽しみ下さい。
とにかく、買ってからかなり経つのにかかわらず、満足感がいまだに
持続しています。使うのが楽しく、書き味気持ちよく、見て眺めて
浸ってしまう1本です。
インクの引けた部分に、うっすらと
感じられる黄色味のせいでしょうか、
確かにコーヒーではなく、お茶の茶色です。
ティーブラウンはちょっと緑が混じっているようにも見える渋い茶色。