趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

万年筆のインク色をL*a*b*表色系で比較する。

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自作インク10色と市販のインク10色をA4用紙に印刷した升目に塗り、それをスキャナで取り込んで、画像補正用カラーチャート Casmatchを基準に色を補正します。

No. 色素 L a b
1 ダイレクトブルー1 41 -1 -27
2 アシッドブルー92 35 11 -30
3 青色1号 49 -17 -28
4 緑色3号 45 -27 -8
5 黄色4号 55 2 57
6 黄色5 45 22 37
7 赤色2号 31 35 -4
8 赤色40号 28 28 18
9 赤色102号 27 37 14
10 赤色106号 35 49 -35
No. 色素 L a b
11 パイロット ブルーブラック 36 7 -27
12 プラチナ ブルーブラック 25 22 -51
13 ウォーターマン ブルーブラック 31 6 -37
14 パイロット 紺碧 37 11 -58
15 ペリカン ロイヤルブルー 46 17 -51
16 パーカー ウォッシャブルブルー 39 17 -50
17 ロットリング ブルー 24 20 -31
18 パイロット レッド 48 54 36
19 プラチナ レッド 53 63 32

PhotoShopのスポイトツールで数値を読み取ります。濃淡が出るので、何箇所かデータを取って平均した方が良いのでしょうが、今回は升目の中心付近を一箇所読みこんでいます。
L*a*b*表色系については、L*a*b*表色系CIE表色系を御参考に、ざっくりとした読み方では、Lが明るさ、aとbで色を表わすと思って見てください。

上記データを、彩チェックXPに打ち込み、グラフを作製します。
この図から、例えば右下のところで、15と16番がほとんど被っていますから、この2つの色は色としては、ほぼ同じ色なのだけれど、左側のL*のバーを見ると、16より15の方が上にありますから、15の方が明るい色ということになります。15はペリカン ロイヤルブルー、16はパーカー ウォッシャブルブルーです。

万年筆インクの色を比較する話題リンク

新橋色は、L*:68.36 a*:-42.29 b*:-20.25、青色1号で作ったインクは結構ターコイズだと思うのですが、L*:49 a*:-17 b*:-28なので、新橋色より、かなり青より(ターコイズブルーってことか?)、そして何より暗い、書いた直後はもっと明るいのですが、古典系なので酸化されて黒っぽくなってしまうのです。