XPのLOOX UにはSSDを搭載したモデルは無い。しかし、LOOX UのHDDの換装は楽に出来るようになっており、報告も大手ニュースサイトも含めて多数あるので、SSDが安くなったら、いつかは換装してやろうと狙っていた。今回、LOOX U用として定評がある、MTRON製の1.8インチZIF SSD 32GBが25,800円だったので、遂に換装を行った。
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換装に先立ち、今の環境をバックアップしておきたい、LOOX UのXPモデルにはリカバリ用のディスクが付いてくるのだが、32GのSSDの場合、このリカバリディスクでは、容量が足らずリカバリできない。その解決策として良く使われているのが、Acronis True Image 11 Homeである。私も素直にAcronis True Image 11 Homeを使うことにした。True Image 11のCD-ROMはそのまま起動ディスクになっているので、外付けCD-ROMを接続して、そちらから起動させる。しかし起動はしたのだが、LOOX Uの内蔵HDDが認識されなかった。パッケージのTrue Image 11のバージョンが古かったのが原因のようなので、一旦True ImageをLOOX Uにインストールし、発売元のラネクシーから、アップデータをダウンロードしてアップデート後、True Image 11の起動ディスクを作成した (True Image 11に起動ディスク作成機能がある)。アップデートした起動ディスクで起動すると、内蔵HDDが認識された。一度起動してしまうと、起動ディスクは外すことが出来るので、外付けCD-ROMを外し、外付けHDDに付け換えてバックアップを取る。今回、C driveのみTrue Imageを使ってバックアップを取り、D driveのデータ等は、HDDに普通にコピーして保存した。
SSDへの換装は、図と解説の多い、塩田紳二のモバイルトレンドの、LOOX UのHDDをSSDに交換する（第57回）を参考にさせていただいた。書かれているとおりに作業すれば良いのだが、まず、電源を落とし、バッテリーも外すのを忘れずに、それから、フレキシブルケーブル周りは特に注意深く作業する必要がある。フレキを本体から抜くところが、かなり固い、私は竹串を横から入れて、少しずつずらすように左右交互に力を入れて抜いた。また、HDD側のコネクタの黒いロックを上げるのも力加減が難しい、私は爪楊枝を使ってそろそろと力を入れて持ち上げた。MTRONのSSDだと、コネクター周りと緩衝するフレキケーブル端の三角部分は、ラジオペンチで上に曲げた。次に逆の手順でSSDを嵌めていくのだが、外す方はかなり気を使ったが、付ける方は意外に楽だった。ちなみに私が購入したMTRONのSSDは、購入時からコネクタの黒いロック部分が上がっているため、そのままフレキを挿しこんでロックすれば良かった。ロックが上がっている旨は、販売店 (SSD Laboratory) が注意書きの紙を入れてくれていた。
後は先程のバックアップを戻すだけである。True Image 11のディスクで起動し、外付けHDDに挿し換えて書き戻し、再起動したらすんなりとXPが起動した。HDDの回転音がせずに動くのは感動ものである。換装後のディスクのベンチマーク結果を以下に示す。
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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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Sequential Read : 91.953 MB/s
Sequential Write : 48.181 MB/s
Random Read 512KB : 89.070 MB/s
Random Write 512KB : 31.028 MB/s
Random Read 4KB : 16.818 MB/s
Random Write 4KB : 1.474 MB/s
Test Size : 100 MB
