趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

最も基本的なブルーブラックインキの処方、没食子酸と鉄の反応を見る。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

 あとで読む

没食子酸と塩化鉄(II)の水溶液を混和したときの反応を動画で紹介します。塩化鉄(II)が淡黄色の水溶液で、そこに無色の没食子酸水溶液を混ぜるとあっという間に黒い溶液になります。黒いとは言ってもマグネチックスターラーの攪拌子が透けて見えていますので、透明な黒です。調製直後ですから、酸化も進んでおらず、ガラスペンで書くと筆跡はほとんど見えません。しばらくすると酸化され、薄らと黒くなってきて、書いた文字が読めるようになります。万年筆用に自作している古典ブルーブラック系インクは、この溶液に色素や保存剤などを添加したものになります。