情報を記入する用紙として、ノートや手帳・野帳など色々と試していますが、読んだ本や文献の内容を書き出すのに使っているのは、情報カードです。以前は散逸しないようにノートに書き出していたのですが、ノートだと時系列を追いやすい反面、関連ある項目を広げて眺めるのが難しいので、カードを使いはじめました。京大式と言われるB6サイズのもの、名刺サイズのもの等情報カードには色々なサイズが市販されており、それぞれ一長一短あるのですが、私は5x3 (125x75mm) のカードに、細字の万年筆で詰めて書くのが気にいっています。5x3のカードを使いはじめてから、常用の万年筆が、すっかり細字嗜好になってしまいました。
情報カードのアクセサリとして、ジョッター (Jotter) というものが市販されています。情報カードを固定し、その上でメモを取れるようになっており、大抵、情報カードを挟めるポケットが付いています。素材は何でもよいのでしょうが、ジョッターと呼ばれるものは革製のものが多いようです。
比較的安価でデザインの異なる製品をいくつか試してみました。左から、LIFE 合皮カードケースポケット付 J600、CORRECT 5×3サイズ 本革製カードジョッター、ASHFORD Loffer 5×3サイズ ジョッターになります。カードを留める部分が、ライフは2角、コレクトは上下(あるいは左右)2ヶ所、アシュフォードは4角という違いがあります。
どの製品も2重になっていて、間はカードを入れるポケットになっています。一番右のアシュフォードのローファーはペンホルダー付きです。
ライフのポケットを開いたところ、ポケットにライフのカードを入れてみると、5枚入れるのはちょっときつく、3枚くらいが至適枚数だと思います。カードを挟む筆記面はそれなりの硬さですが、これくらいぐにゃりと曲ります。
コレクトのポケットを開いてみたところ、コレクトはポケットの一端が半分開いているため、カードの出し入れが他の2つよりし易くなっています。またカードも5枚くらいは余裕で入ります。筆記面は3つの中では一番柔らかく、私は筆記に万年筆を使っているので、全く問題ありませんが、筆圧の強い人には向かないかもしれません。
アシュフォードのポケットを開いてみたところ、アシュフォードが3つの中では筆記面が一番硬くできています。変形しにくい分、ポケットもキチキチで、カードは2枚がやっとです。
アシュフォードのペンホルダーです。鉛筆サイズの細いペン用で、写真はユニ パワータンク スマートです。この太さのペンだと余裕を持って入るのですが、例えば、たいして太くもない、ボールPentelでも無理矢理押し広げて挿す感じになります。
コレクトとアシュフォードのジョッターは、カードはきちんとホールドする様になっているのですが、その分カードの差し替えにライフのジョッターより時間がかかります。かかると言っても1秒程度余計にかかる程度なのですが、ぱっとメモしたい時に、これは結構なストレスです。また、コレクトの様なタイプはカードを隠す面積が広く、書き辛いと感じます。ジョッターは、ライフの様な2角のホールドで充分です。それなら、そう使えば良いじゃないかということで、コレクトとアシュフォードも片側だけに、カードを挿して使っています。
価格の安さと筆記面へのカードの差し替えのし易さでは「ライフ」、カードポケットの容量とポケットの出し入れのし易さでは「コレクト」、筆記面の安定感 (硬さ) とペンホルダーでは「アシュフォード」の製品が優れています。それぞれに良い点があり、なかなか一つに絞りきれないのが悩ましいところです。
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ASHFORD Loffer (ローファー) 5×3サイズ ジョッター
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