これまでLinux Mintをインストールして初期設定するときは、Let's note R8に2016年に入れたときの下記の記事を参考にしていたのですが、少しずつ変わってきたこともあるので2017年版としてアップデート。あくまで自分用の覚書きなので万人向けの設定ではない点もあるかと思います。
pgary.hatenablog.com
まず何故Linux Mintなのかというと、Ubuntuベースで楽なのと、画面デザインが好きなこと。これまでは、Xfce版を入れることが多かったのですが、新しいバージョンはMATEからリリースされ、MATEにしておく方が更に楽なことに気づき、MATEにするようになりました。バージョンは18.2です。
インストールメディアの作製
Linux Mintをダウンロードして、ハッシュ値はWindows標準のcertutilコマンドで計算する。
まずはアップデート
コントロールセンター>アップデートマネージャを起動し、編集>ソフトウェアソース>公式リポジトリをJAISTに、更新して、アップデートが無くなるまで全部あてる。
コントロールセンター>Synapticパッケージマネージャ を起動し、下記の設定をする。
設定 - Preferencesを選び、「依存関係で推奨したパッケージを考慮する」を有効にします。
ここで一度再読込を行い、設定を反映させます。
セキュリティ関連
Synapticパッケージマネージャのクイック検索で、gufwを検索し、インストール指定、適用する。
コントロールセンター>Firewall configuration を起動しStatusをオンにする。
リアルタイムにスキャンしてくれるアンチウイルスソフトとしては、ESETの評価版がよい感じだったのですが*1、製品化されたものは法人向けしかないみたいなので、Sophos Anti-virus for Linuxを入れてみます。
名前やメールアドレスを入力して、落としてきたもの(515MBありました)を解凍し、端末で解答したフォルダに移動して、install.shのスクリプトを実行 (sudo ./install.sh)、色々聞かれるのでそこは自分の環境に合わせて適当に。
/opt/sophos-av/bin 以下に色々なコマンドが入っているので、まず、/opt/sophos-av/bin/savdstatus でアクティブになっていることを確認、/opt/sophos-av/bin/savupdate でアップデートしました。現在のバージョンではGUIは無くなったようです。
キーボードの設定
Aの横がCaps lockのキーボードの場合、後のSKKのことも考慮すると、Ctrlへの置き換えが必要。
コントロールセンター>キーボード>レイアウト>オプション>Ctrlキーの位置>Caps LockをCtrlとして扱う にチェックを入れる。
日本語入力
Linux Mintはインストールするだけで日本語は読めるけれど、日本語入力のためには何らかのIMEのインストールが必要。
私はSKKの人なので、Synapticパッケージマネージャで、uim と uim-skk を検索して入れて、再ログイン。コントロールセンター>入力メソッド>SKK(高度)>Enterキーを単に確定のために使う(egg風の操作) にチェックを入れます。
普通の人は、Synapticパッケージマネージャで、fcitx-mozcを検索し、インストール指定、適用、ログインし直して、Mozc(Google日本語入力のオープンソース版)を使うのと良いでしょう。
Linux Mint 17.1 xfce版の初期設定 改訂2版 - 趣味と物欲
Firefox検索窓の設定
Firefoxのツールバーの検索窓が、DuckDuckGoなので、虫眼鏡のアイコン>検索設定の変更>検索エンジンを追加>画面下の方の小さいGoogleのアイコンをクリック>検索窓の虫眼鏡アイコンに+が付くので、Googleを追加>検索設定の変更でデフォルトをGoogleに変更
ブラウザはGoogle chromeも使いたいのでインストール
Ubuntu用のdebファイルをダウンロードすると、パッケージマネージャーが起動してインストールできます。
Linux Mintの環境で下記の本を見ながら遊んでいました。最近話題の人工知能というものを、本に書いてある通りにしていけば、とりあえずどんなものか試してみることができます。VirtualBoxを利用してLinux環境を構築する方法も紹介されていますが、Linuxを直接入れたPCがあると便利です。