趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

パイロットの古典ブルーブラックインキ新旧2種類を試す。

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昔のインクを集めていた頃に購入したパイロットの万年筆用インキです。
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下記の様にTwitterで話題になったので出してきました。黄色に青い丸のブルーブラックのパッケージにはPermanentの文字が入っています。



ブルーブラックが2種類のうち、以前紹介したのは「パイロット高級インキ」という名前のより古い方のインキでした。
pgary.hatenablog.com
箱を開けたところの注意書きの文言は同じですが、より古い方のパッケージには、パイロット スーパーの宣伝が載っています。
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右側のより新しい方の瓶は原稿の30mL瓶と同じものですが、キャップの裏打ちがゴムになっています。
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二価鉄試験紙で古典インキか確認しました。どちらも二価鉄試験紙とインキ内の鉄イオンが反応して赤くなりましたので、古典ブルーブラックインキでした。また赤色に変化した部分の大きさから、鉄分がしっかり入っているインクであると考えられます。
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どちらのインクにも沈殿は認められず、色や匂いも正常だと感じられます。また、パイロットの「インキと科學」を見ると分かりますが、粘度を低くしても安定なインキとするための技術開発がされていますので、瓶を振って目視で見た感じでは粘度はそう高くないように感じられます。
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筆記直後はかなり青みが感じられ、酸化もそれ程進んでいないようでした。この様に状態の良いものであれば、現在でも筆記に耐えうると思いますが、何本か買ってみたところ劣化しているものもありましたので注意は必要です。
pgary.hatenablog.com