昔のインクを集めていた頃に購入したパイロットの万年筆用インキです。
下記の様にTwitterで話題になったので出してきました。黄色に青い丸のブルーブラックのパッケージにはPermanentの文字が入っています。
横から失礼します。
— のんまると (@nonmalt0) 2018年8月18日
万年筆グラフさんのブログで面白い記事を見つけました。https://t.co/AvenEwsY0i
画像に張った(12)に「インクはスカイブルーインキをお使いください」とインクの指定があります。
ダブルスペアカートリッジの時代で、そもそもBBインクを使える環境がなかったのではないでしょうか。 pic.twitter.com/nBfV0AHUBY
こういう貴重な資料を集め、誰でも読めるブログに上げてくださる先輩方の存在はありがたいですね。
— のんまると (@nonmalt0) 2018年8月18日
手元にスカイブルーのインクがあったので、試し書きしてみました。綺麗な青です。
恐らくですが、スカイブルーとブルーは同じ色?かと思います。ちなみに、瓶では「ジェットブルー」という名前でした。 pic.twitter.com/iHoC7uMm2d
ブルーブラックが2種類のうち、以前紹介したのは「パイロット高級インキ」という名前のより古い方のインキでした。
pgary.hatenablog.com
箱を開けたところの注意書きの文言は同じですが、より古い方のパッケージには、パイロット スーパーの宣伝が載っています。
右側のより新しい方の瓶は原稿の30mL瓶と同じものですが、キャップの裏打ちがゴムになっています。
二価鉄試験紙で古典インキか確認しました。どちらも二価鉄試験紙とインキ内の鉄イオンが反応して赤くなりましたので、古典ブルーブラックインキでした。また赤色に変化した部分の大きさから、鉄分がしっかり入っているインクであると考えられます。
どちらのインクにも沈殿は認められず、色や匂いも正常だと感じられます。また、パイロットの「インキと科學」を見ると分かりますが、粘度を低くしても安定なインキとするための技術開発がされていますので、瓶を振って目視で見た感じでは粘度はそう高くないように感じられます。
筆記直後はかなり青みが感じられ、酸化もそれ程進んでいないようでした。この様に状態の良いものであれば、現在でも筆記に耐えうると思いますが、何本か買ってみたところ劣化しているものもありましたので注意は必要です。
pgary.hatenablog.com