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PDAをスマホにしてからめっきり文章を打たなくなったのはキーボードの有無ではない

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既にPDAが死語ですが、Personal Digital Assistantの頭文字を取ったもので、スマホにも搭載されているカレンダーやアドレス帳、メモなどを備えた持ち運べる端末です。通信、通話機能を備えた例外もありましたが、基本スタンドアローンで使っており、通信する時だけ電話回線に繋いでいました。キーボードが有ったり無かったり色々なタイプのものが市販されていました。
携帯電話は本体も通話料もまだまだ高級品で、持っている人も少ない時代です。携帯に付加された機能は、電話帳くらいで、携帯は通話するためのものという感じでしたから、別途手帳代わりにPDAを持つという使い方がされていました。
日本では電子手帳やザウルスが有名だったと思いますが、自分はたまたまHP100LXを入手して嵌ってしまい、それからスマホにするまで、色々なメーカーの色々な端末に手を出していました。使いこなせた、使い切ったと納得できる端末もあれば、ほとんど使わないまま手放してしまった端末もあります。
今思い返しても、ゴリゴリ使っていたと思うのは、HP100LX, Workpad (Palm), Zaurus MI-E1, Linux Zaurus (SL-C700, SL-C1000) です。HP100LXのころは、まだインターネットが一般的ではなく、KTXのマクロ、巡回君でNIFTYのログを取得して、返信を書き溜めておき後でまとめて送信する(夜まで待てないときはグレーの公衆電話から)ということをやっていました。Linux Zaurusのころになるとカード型のPHSを挿して通信をすることもできましたが、あまり速度は出ないので、メールを確認したり、調べものをするのにちょっと繋ぐくらいでした。
HP100LXやZaurus系は物理的なキーボードが付いていましたが、PalmのGraffitiでも結構な長文を入力していましたので、スマホにキーボードが無いから文章をあまり打たなくなったというわけでもありません。スマホは常時接続されていて、通信速度も速くなり、Twitterやなろう系などのテキストから、画像、動画、ゲームまでいくらでも消費するものが出てくるのが、めっきり文章を打たなくなった一番の要因だと思います。
せっかくキーボード付きスマホのGEMINI PDAを持ち歩いているのに、あまり活用できていないことから、あえてGEMINI PDAを使い、こんな文章をつらつらと書いてみました。GEMINI PDASKKで入力可能な最小クラスの端末ですが、おそらく私がGEMINI PDASKK入力するよりも、フリック入力に慣れた人がiPhoneで入力する方が、入力速度は速いだろうと思います。私はiPhoneでも未だにQWERTYキーボードで入力していますので、GEMINI PDAの方が長文を打つのは楽ではあります。