趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

四葉商会 新静岡店で買ったもの

四葉商会 新静岡店で買ったもの。
どれも発売開始からしばらく経っているものですが、天神辺りの文具店では見かけないので、早々と売れてしまったのか、仕入れていないのか。
文房具の新製品が関門海峡を越えるのには、少し時間がかかるのかもしれません。
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プラチナ万年筆のプレジール バリ・シトラス、プレジールの2018年カラー、発売は2017年11月だけど店頭では見たことなかった。
http://www.platinum-pen.co.jp/press_291023.html

プラチナ万年筆のプレピー クリスタル、透明軸のプレピー限定品、インクの色が見えやすく、ミクサブル界隈でも人気の逸品、BUNGUBOXオリジナルインクの試し書きもプレピークリスタルでした。
まとめ買いが多くて品薄気味?四葉商会にも後5~6本くらい、通常のプレピー什器に挿さっているだけでした。
http://www.platinum-pen.co.jp/press_300309_2.html
セーラー インク工房インク 123
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP473320_V00C18A3000000/
セーラーの100色インク、これも店頭では初めて見ました。123番は色が良く変わると評判のもの。
http://www.sailor.co.jp/ink-studio_shops
セーラーのページによると福岡で扱っているのは、丸善 博多店、KA-KU 福岡店と北九州のサプリもりつね店の3店で、私が良く行く、丸善 天神店、とうじ、INCUBE辺りは取り扱い無しでした。
ちなみに、四葉商会 新静岡店では、6月9日(土)~10日(日)に石丸さんのインク工房があるそうです。
イベント情報 | セーラー万年筆 |公式ウェブサイト

万年筆インクの宿題:結局モンブランのバーガンディレッドは古典インクじゃありませんでした。

モンブランのバーガンディレッドが鉄とタンニン酸や没食子酸を含む古典インクではないかという問題は、モンブラン自ら、StarWalker Midnight Blackのルテニウムコーティングがバーガンディレッドに含まれる鉄ガリウムで、変色を起こす恐れがあるとアナウンスしたことにより始まりました。
pgary.hatenablog.com

これまでのモンブランの戦略や、かつてのバーガンディレッドにあたるボルドーインクの性質から、それは考え難いんじゃないかという記事を一旦書いたものの、その後の検討で、古典インクではないことを証明することができず、モンブランがiron-gall inkだと言っているのだから、もうそれで良いかと半分投げた状態でした。
pgary.hatenablog.com
色々面倒な方法を考えていたのですが、高校化学の教科書に載っている簡単な反応を忘れていました。鉄(II)イオンにヘキサシアニド鉄(III)酸カリウム (フェリシアン化カリウム) を加えることで、ターンブルブルーの濃青色沈殿ができる反応です。

ヘキサシアニド鉄(III)酸カリウムの0.1M水溶液を用意します。

この水溶液に、用意した万年筆インクを一滴ずつ垂らしていきます。左からバーガンディレッド、プラチナ クラシックインクのシトラスブラックとカシスブラック、プラチナ ブルーブラック、染料インクのパイロット ブルーブラックです。

左端のバーガンディレッドと右端のパイロット ブルーブラックは色素で水溶液上層に色が着いているだけですが、古典インクのシトラスブラック、カシスブラック、プラチナ ブルーブラックは濃青色の沈殿ができています。

ヘキサシアニド鉄(III)酸カリウム水溶液が黄色なので、シトラスブラックが沈殿の様子が見やすいでしょう。濃青色沈殿ができているのが良く分かります。

カシスブラックはちょっと見難くはなりますが、良く見ると濃青色沈殿ができているのが分かります。

プラチナ ブルーブラックは青の色素のため非常に見え難いですが、中層付近の色の薄いところで細かい沈殿が落ちていっているのが分かります。

それに対して、パイロットのブルーブラックは沈殿ができていません。

そして今回の試験の本命であるモンブラン バーガンディレッドも沈殿ができませんでした。この結果は、鉄(II)イオンを含んでいないということなので、古典インクではないと結論付けて良いでしょう。

結局、StarWalker Midnight Blackのルテニウムコーティングを変色させたのは何だったのかは分かりませんが、少なくともモンブラン公式言う、バーガンディレッド中のiron gallが原因では無いようです。

フェリシアン化カリウムはその色から赤血塩とも呼ばれますが、写真の現像に使われる試薬なので、カメラ店などで扱っています。

DIMEの付録の充電ケーブル機能付きハンドスピナーの回り具合

「3WAY USB CHARGE SPINNER」が付録についているDIME誌を買いました。USBとmicroUSBとUSB Type-Cのコネクタが付いていて、USB側からmicroUSBとUSB Type-Cの充電に使えます。microUSBとUSB Type-Cの機器、どちらも持ち歩いているので便利かなと思い、入手しました。

DIME(ダイム) 2018年 07 月号 [雑誌]

DIME(ダイム) 2018年 07 月号 [雑誌]

ハンドスピナーとしての実力を試してみましたが、回ることは回りますが、本職のハンドスピナーに比べるとあっと言う間に止まります。

ケーブルは曲げてあるだけで伸びないので、基本ハンドスピナーで、本当に緊急時にケーブルとしても使えるという感じです。
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ケーブルを伸ばしているところを裏から見ると、ガミラスの円盤あたりを思い出しますが、あれは十字型でしたね。三方向に伸びたタイプの円盤が出てくる作品は無かったでしょうか。