趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

ペリカンブルーブラックが古典ブルーブラックのままか定期調査 Lot. 20F (2021年3月) これでやっと趣味文vol. 55の呪いが解けました。

ついについに、この日が来ました。ジュンク堂天神店でペリカン ブルーブラックインクの20Fを手に入れました。20Fということは、2020年のF番目のロットということです。
いつものように、二価鉄試験紙で試験してみました。

二価鉄試験紙の一端に、希釈したペリカン ブルーブラックを付け、ペーパークロマトグラフィーの要領で展開させて赤く変色すれば、二価鉄を含む古典ブルーブラックインク (没食子インク) だという証拠になります。
そして、見事に赤くなりました、ペリカンのブルーブラックは2020年の中期のロットの20Fでも古典ブルーブラックインクのままでした。

こちらは証拠の箱のロット番号です。
趣味の文具箱 vol.55 2020年10月号の62ページに、

ついにペリカンのブルーブラックも1年ほど前から染料に切り替わっている模様。

と書かれ、63ページには時系列表にまでされてから長い道程でした。

文具系雑誌の中でも最も信頼性の高い趣味文の記事でしたので、まさに呪いでした。やっと呪いが解けました。ペリカンのブルーブラックは古典インクのままです。
それにしても、ペリカン ブルーブラックが1年前から染料に変わったというガセネタを趣味文編集部に吹き込んだのは誰なのでしょう。根拠の無い情報提供に憤りを感じます。

2015年ぐらいから、新宿や銀座、丸の内の大手文具店では、ペリカン ブルーブラックは染料インクになったという説明をされていますが、そのたびに新しいロットのペリカン 4001ブルーブラックを購入し、鉄を含む古典インク (没食子インク) であることを確認しています。
pgary.hatenablog.com

大手文具店の情報の出所は、ペリカン ジャパンのようなのですが、ペリカン ジャパンがペリカン ブルーブラックは染料インクであると言っても、試験してみると鉄を含む古典インク (没食子インク) です。
pgary.hatenablog.com

今回の記事の元である趣味文vol. 55でも染料インクになったと紹介されましたが、依然として鉄を含む古典インク (没食子インク) であることを今回確認しました。
pgary.hatenablog.com

「古典インクもその成分はすべて溶けているのだから染料インクであって、ペリカンが4001ブルーブラックを染料インクだと説明しているのは間違いではない」という主張に対しては、以下の記事で詳しく私の考えを述べています。
pgary.hatenablog.com

ちなみに今日購入したものたちです。