趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

色素無し古典インク原液のボトル中での経時的な色の変化

どちらの瓶に入っているのも、3月15日に調製した全く同じ古典インク (没食子インク, iron gall ink) の原液 (色素が入っていないもの) ですが、調製直後に瓶に詰めたもの(左)と、3時間経ってから詰めたもの(右)では、これくらい色が違います。3時間オープンエアな状態に置いていたので、それだけ酸化が進んでいるんですね。ただ右の原液は黒く見えるけれど、後ろに置いている鉛筆が透けて見えるくらいの透明度はあります。
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古典インク原液の一晩経ったもの (3月16日)。水中の酸素で酸化されて、透明だった方にも少し色が着きました。
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10日経ちました (3月25日)。かなり黒く見えますが、ペンにつけて書くと、書きはじめの筆記線は薄くてほとんど見えません。だから通常古典インクには、色素で色付けをするのですね。
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黒く見えても、実際に筆記してみると、どれくらいの色なのか、ガラスペンで書いてみました。書いている時はほとんど見えませんが、すぐに酸化されて筆記線が浮かび上がってきます。ちなみに使用している紙はロディアです。

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筆記してから3日後 (3月28日) の筆記線がどの様に変化したか画像を追加しました。
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Genimi PDAとbluetooth折り畳みキーボードの大きさ比較

Gemini PDAの個人的に良いところは、SKKが使えるポケット端末というところです。親指シフトの人にとってのOASYS Pocketやpomeraみたいな感覚でしょうか。
SKKはしばらくSKK for AndroidをGemini PDA向けにカスタマイズしたSKK for Gemini PDAを使っていたのですが、SKK for Androidがバージョンアップして3.4になったので、今はこちらを使っています。

Gemini PDAでちまちまと打つのは楽しいのですが、普段SKKを使っているのはMacBook ProThinkPad X220の様にキーボードには定評のあるパソコンなので、もう少し横幅が欲しくなります。
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ついつい増えちゃうbluetoothキーボードの折り畳みタイプと並べて大きさを比較してみました。折り畳みは縦に折るタイプと観音開きに折るタイプです。
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小中大という感じで結構大きさが違います。観音開きの大は大きさは十分ですが打ち始めるまでの準備が少し面倒です。縦折りの中はちょっと小ささを感じますが、セットは楽ですし持ち運びもしやすいです。個人的には普段持ち歩いてiPhoneで使うなら縦折りタイプが使いやすいと思います。

セーラー ハイエースネオ カリグラフィーとコンバーター ゴールド

丸善のポイントカードがhontoに統合される時にポイントを丸善の商品券に替えて貰ったのですが、1年の期限がもうそろそろ切れそうなので、丸善の売り場をぐるぐる回った末にセーラーのカリグラフィー万年筆を購入しました。
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ハイエース ネオ クリア カリグラフィー | セーラー万年筆 |公式ウェブサイト
合わせて金属部分が金色のコンバーターコンバーター ゴールドも購入。セーラーのコンバーターは銀が500円で金は800円、プラチナは金なら500円、銀なら700円、どちらの色の方が手間がかかっているというより、そろそろ元の値段で作り続けるのは限界ということじゃないでしょうか。総じて日本の文具は高品質の割りに安過ぎると前から感じています。
万年筆用インク吸入器コンバーター ゴールド | セーラー万年筆 |公式ウェブサイト
コンバーター ゴールドはプロフィット21に装着し、これまでプロフィット21で使っていたのをハイエースネオ カリグラフィーに付けました。コンバーター ゴールドの金の色合いはプロフィットの金色に比べると薄めです。
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カリグラフィーの簡単な説明紙と黒のカートリッジが3本付属しています。
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インクは青墨を入れました。
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ハイエースネオ カリグラフィーには1.0mm、1.5mm、2.0mmと3種類の字幅のものがありますが、私が購入したのは1.5mmのもの。プラチナ製のワグナー万年筆ミュージックニブと同じくらいの線幅で書くことができます。
私は宛名など大きい文字を書くことを想定して1.5mmを購入し、耐水性のある顔料インクを入れましたが、1.0mmならカリグラフィーだけでなく普通にノートを書くのにも使えそうだと思います。実際売り場で一番売れて減っていたのは1.0mmでしたから、普通に字を書くのに購入した方が多いのではないかと思います。

シンプルな透明軸ときれいなブルーで金属製で重量感のあるキャップが良い感じです。