試薬を混ぜて作る場合、お茶と釘で作るのに比べて不純物を少なくできますので、より透明度の高い原液を作ることができますが、それでも初期は没食子酸と塩化鉄(II)を混ぜた瞬間に結構黒くなっていました。ムービーで観るとかなり黒く感じられますが、実物は容器の向こう側が透けて見えるくらいには薄い色です。
Making of the most basic iron gall ink
最近は上の動画よりも方法を改良し、調製直後はほとんど透明の溶液にすることができます。これに色素を混ぜて古典ブルーブラックインクを作ります。
以前書いた記事より、自作ブルーブラックインク原液の透明度 - 趣味と物欲
文具蒐集の日々のページで、お茶と釘からインクを作る実験をされています。
文具蒐集の日々のページで、お茶と釘からインクを作る実験をされていたのでご紹介します。お茶のタンニンと鉄分から作る古典的ブルーブラックですね。
- 文具蒐集の日々 実験工房 インク編 PART1
- 文具蒐集の日々 実験工房 インク編 PART2
- 文具蒐集の日々 実験工房 インク編 PART3
- 文具蒐集の日々 実験工房 インク編 PART4 7/6追記
私がインクを作るということを最初に意識したのは、小学生の時に読んだロビンソンクルーソーでした。確か、油を燃やした煤をワインに溶かしていたと思うので、カーボンブラックインクですね。