美崎薫氏はブログこそ始められたばかりかもしれませんが,ことライフログに関しては世界でも有数の実践者だと思うので,どんな話が出てくるか楽しみです。
美崎薫氏の本で2003年の「デジタル空間ハウス―夢が現実になった!電脳住宅」の環境と,松浦 晋也氏の2007年の「コダワリ人のおもちゃ箱」という本の中でインタビューされている美崎さんの環境では,2003年時がハードの構築に力を注がれていたのが,2007年ではソフトにシフトしたのが分かります。大容量のNAS,ロケフリなどのネットワーク映像機器,ScanSnapのような紙文書のデジタル化機器などが安価に手に入るようになったので,ハードの構築は昔に比べて楽になったが,それらのハードを組合せて使いこなすためのソフトの面はまだまだ検討の余地があるということでシフトされたのではないかと思います。しかし,ハードの構築が楽になったといっても,実際にそれらを見苦しくなく配置し,隠し,接続し,制御するのは難しいと日々実感していて,ノウハウのあるところですので,できればハードについても(美崎さんにとっては当たり前のことかもしれないけれど)紹介されると嬉しいなあと期待しています。
Googleで検索すると,『記憶する住宅』の美崎薫として知られていることが多いようです。BTRONのという方も根強くいらっしゃるようですが,わたし自身は自分で作ったものですし,『SmartWrite/SmartCalendar』の美崎薫とか,『PilePaperFile』の美崎薫と名乗りたいところであります。
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- 作者: 松浦晋也
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