趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

WAGNER 2017万年筆 MUSICが届きました。

プラチナでこのペン先は持っていなかったので、WAGNER 2017はMUSICにしました。
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Translucent blackにmatt finishされた軸 (黒スケルトサンドブラスト仕上げ) は落ち着いた感じで普段使いにすごく良いです。
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ペン先の刻印はWAGNER 2017 14K MUSICだけと非常にシンプル。書き味はスルスルとまったく引っ掛かり無く書くことができます。ちょうど今発売されている趣味の文具箱 vol.44では、「ミュージックペン先 礼賛!」という記事で古山浩一さんがプラチナ センチュリーのMUSICペン先を大絶賛されています。
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ピンクゴールド鍍金された特製のコンバーターと、プラチナの万年筆でヨーロッパタイプのカートリッジを使えるようになるアダプター100も付いていましたので、ボトルインクや他社のカートリッジなど色々なインクを楽しむことができます。しかし今回はあえて基本のプラチナ染料ブラックカートリッジを入れてみました。
プラチナと言えば、古典ブルーブラック、クラシックインク、カーボンブラックなど特殊なインクが多いイメージですが、染料ブラックも箱に「特殊樹脂配合により耐水性、耐光性、長期保存性を増しました。」とあります。ハッキリクッキリしたカーボンブラックに比べると、ふわっとした優しい感じのする黒です。
pgary.hatenablog.com

本好きの下剋上 第四部 貴族院の自称図書委員Iと「ふぁんぶっく2」

特典小冊子のSSも読みたいし、同時発売のふぁんぶっく2も読みたいので、TOブックスのオンラインストアで注文して、発売日には届きました。
TOブックス
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読んでいたら、奥さんから何度も「嬉しそうだね〜」と言われたので、よっぽどニヨニヨしながら読んでいたらしい。

今のところTOブックスのオンラインストア限定の「本好きの下剋上ふぁんぶっく2」 https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=121703210には、単行本未収録SS集(初出から一年以上経過したSSのみ)と書き下ろしSSも載っているのでマストバイ。
ふぁんぶっく1はAmazonにもあるので、そのうち2も解禁されるのかな?
本好きの下剋上ふぁんぶっく

本好きの下剋上ふぁんぶっく

一部書店等限定の小冊子システムが最近のラノベでは増えてますが、手に入れられないとすごく残念だし、ピラピラの小冊子は無くしそうなので、時間が経ったものをまとめて本にしてくれる「ふぁんぶっく」という形態はとても良いと思います。
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新聞に広告が載っていました。

趣味の文具箱 Vol.44を取り急ぎdマガジンでチェックしました。

勿論紙でも買いますが、休みを挟んで週明けになってしまうので、取り急ぎdマガジンで内容をチェック。今回は、「インク沼へ、ようこそ!」という特集で、いつにも増して危険な誌面になっています。
「古典インク32色の色変化チェック」や「ペーパークロマトグラフィーで万年筆インク144色の色素を知る」などの実験企画は本当にお疲れ様という他ないです。頼まれてもたぶん断わります^^;
特にペーパークロマトの結果は長く楽しめそうです。ちょっと見ただけでも、ウォーターマン ミステリアスブルー (旧ブルーブラック)とパーカー ブルーブラックは染料だけど、筆記後、青から緑に変化しますが、ペーパークロマトの結果を見ると、ほぼ同じ組成だなとか、パイロットの色彩雫の孔雀、松露、新緑あたりは同じ成分の組成が違うだけなのかなとか色々と推測できます。
また、自分でインクを調合するときも、このペーパークロマトの画像はすごく参考になるでしょう。
pgary.hatenablog.com
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「古典インク32色の色変化チェック」の記事中の古典インクの説明は、

青い染料にタンニン酸あるいは没食子酸と鉄イオンが含まれており、筆記すると紙面でインクの酸化が進み、色が青から黒にゆっくり変化し紙面に定着する。

とばっちりなのですが、巻末の「万年筆インクのきほん」のコーナーになると、

染料インクに鉄分と酸性分を加えている。酸化作用で紙面の文字が黒くなり耐水、耐光性が増す。

とずいぶんざっくりしてるのが気になりました^^;