趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

SonomaなM1 MacBook AirでもmacSKKを使い始めました

これまで、VenturaなMacBook Pro Mid 2014でmacSKKを使ってみていましたが、どんどんアップデートされていて、使えるという手応えも感じましたので、仕事で使っているSonomaなM1 MacBook AirAquaSKKからmacSKKに乗り換えました。
今日は一日macSKKで仕事して、結構な量の文章を入力しましたが、AquaSKKからユーザー辞書を持って来たこともあり、何も困りませんでした。

SKK-JISYO.Lは、2行の読み込みエラーが出ていましたが、これはSKK-JISYO.Lの方の単語登録ミスで、新しいのを落として来て入れたらエラーは無くなりました。

ユーザー辞書のskk-jisyo.utf8もそのまま読み込ませたらエラーが結構出たのですが、// (スラッシュが2つ) 続いて入っている行でエラーが出ていました。
何で登録されたのか分からない、カタカナに変換するだけの単語でしたので、mi*1でまとめて処理して//が入っている行を削除したらエラーが消えました。

SKK-JISYO.fullnameは、0.15.0でご対応いただいているのですが、utf8に変換し、ちまちまと化けた文字を修正したSKK-JISYO.fullname.utf8がせっかくあるので、そちらを読み込ませました。
ちまちま修正しているとき、SAKIやZAKIで文字化けしてたら、だいたい立つ崎 (﨑) でこの字を使う名字の人が多いのを実感しました。

pgary.hatenablog.com

SKKを使った日本語入力のメリットとは? ~まるで手書きしているかのようなIME~

そこの貴方、日本語を入力するとき予測変換 (入力予測 - Wikipedia) に頼っていませんか? 最近は更にAIに書かせているという人もいるかもしれません。
その文章、本当に貴方が意図したものになっていますか? 文章のクセが予測変換に引っ張られてボツ個性になったりしていませんか?

私が普段日本語入力に使っているSKKは、普通にキーを叩くと「ひらがな」しか入力できません。漢字にしたいところは、shiftキーを押して明示的に指示する必要がありますし、送り仮名もどうするか、ある程度自分で決める必要があります。
一見面倒に思えるかもしれませんが、意図しない変換をされ、文節の区切りを変更するのに、SHIFT+カーソルキーをバシバシと連打する必要はありません、SKKで日本語入力するときは基本カーソルキーは使わないので、手はホームポジションに置かれたままです。

どのような文章にするか、一文字一文字綴るように入力できる、手書きに近い感覚で文章を書けるのがSKK (SKK - Wikipedia) という日本語インプットメソッドなのです。だからSKKに拘って使い続けているのです。

Windows用のSKKだと、SKK日本語入力FEPやCorvusSKKがあり、私は主にCorvusSKKを使っています。

SKKではCtrlキーを良く使うので、Aの左がCapsLockの場合、Ctrlに変更するために、Ctrl2Capを入れます。
Ctrl2cap - Sysinternals | Microsoft Learn
SKKではCtrl+Jで、かなモードになるのですが、Google Chromeだとダウンロードページを開くに設定されているので、Disable keyboard shortcutsで無効にします。
Disable keyboard shortcuts - Chrome ウェブストア

Mac用のSKKだと、長らくAquaSKKデファクトスタンダードという感じでしたが、最近、macSKKが発表され、頻繁なアップデートでめきめきと使いやすくなっています。

MacOSの設定で、CapsLockとCtrlを変更します。

今では、ずっぽりSKKに漬かっている私がはまった切っ掛けを遡っていくと、Linux Zaurus SL-A300用のHandSKKでした。結局HandSKKには慣れなかったのですが、また使ってみようかという気になっています。
pgary.hatenablog.com

macSKKが0.15.0にアップデートしたらSKK-JISYO.fullnameの読み込みに対応していました

macSKKが0.14.0だとSKK-JISYO.fullnameが読み込めないという話を前回のブログに書いたら、作者様よりUTF-8に変換してから読み込ませると良いとアドバイスを受けたので、SKK-JISYO.fullnameを変換してから使っていたのですが、
pgary.hatenablog.com

0.15.0のリリースノートを見ると、

iconvを使ってEUC-JISX0213を読めるようにする

github.com
とあったので、変換前のSKK-JISYO.fullnameを読み込ませてみました。


変換前のSKK-JISYO.fullnameと、UTF-8変換後のSKK-JISYO.fullname.utf8、どちらも26325エントリ、同じ数が読み込まれています。

変換などの手間をかけずに、SKK-JISYO.fullnameをそのまま使うことも出来ますし、UTF-8に変換する一手間をかけると、SKK-JISYO.fullname辞書の中の●で書かれた文字に対応することもできます。
ますます、macSKKが使いやすくなりました。