趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

初購入ヌードラーズとかプライベートリザーブとかのインク。

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しばらく前に買っていて、ちょこちょこと試用したりしていたのが、ヌードラーズやプライベートリザーブのインクです。楽天市場で万年筆を扱っている文栄堂でインクなど消耗品類の30%オフセールがあっていたので、普段福岡では見かけないインクを購入しました。購入の動機が、実際に使うというよりも、これらのメーカーのインクはどの様なポリシーで作られているのか参考にしたり、特殊と言われているインクの秘密を見てみるのが目的なので、色はブルーブラックやブルーなどのごく普通の色をセレクト、粘度が高いと聞くヌードラーズからは、標準色ということでブルーブラックと、潤滑剤が入っていてフローを良くしているらしいけれど危険そうな香りの漂うEelブルー、プライベートリザーブからは、顔料インクと紹介されているEbonyブルーを購入しました。


それぞれのインクでロディアに書いてみました。比較のためにモンブランのレーシンググリーンとスティピュラのグリーン、セーラー青墨も参加です。一番下の2色はWAGNERの九州大会で配布させていただいた古典ブルーブラックです。ヌードラーズのAircorp Blue BlackとプライベートリザーブのEbony Blueがよく似た感じの色です。青緑と言いましょうか、ブルーに青が入った色で、下から2番目のレーシンググリーンっぽい色を目指して調色した自作古典ブルーブラックにも似ています。今までイメージしていたブルーブラックとは全く違う色なのですが、九州大会で師匠が言われていた「古典ブルーブラックの腐った様な色」というのはこういう物を言うのかもしれません。本当にこんな色なのかと思ったのですが、文英堂のインク色見本 (ヌードラーズインクプライベートリザーブインク) を見る限り、こんな色みたいです。試し書きは3色とも、セーラーハイエースコンバーターを付けて吸引し行いました。Noodler's Blue blackはちょっとインクフローが渋い感じがします、Eel blueは潤滑剤入りを歌うだけありフローは良いですが、フローの良さならPrivate ReserveのEbony blueも負けていません。インクフローはEel blue > Ebony blue >= Aircorp BBという感じ。

水にざんぶと漬けてみました。ヌードラーズのブルーブラックは若干青の色素が浮いてきているものの耐水性が高いです。それに対してEelブルーはかなり流れており耐水性は低そうです。顔料系と紹介されていたEbonyブルーはずいぶん色素が流れており、日本で言うところの顔料系とは違う様です。日本で顔料系と言っている万年筆用のインクと同じなら、青墨の様に水に付けても全く流れないはずです。

水を切り、またスキャンしてみました。ヌードラーズのブルーブラックは色素が流れても黒いラインがくっきりと残っており、古典ブルーブラックではないかと予想されます (後日追記;古典ブルーブラックではなく、顔料あるいは水で落ちにくい染料のインクの様です)。プライベートリザーブも顔料というより、古典ブルーブラックに近い消え方をしています。青墨はさすがにびくともしていません。私が自作した古典ブルーブラックは青系の方がかなりの耐水性を示しているのですが、緑系の方は結構流れてしまっています。緑系の方はどうも酸化変色が遅い様ですので、そのためではないかと思います。

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