「孤独のグルメ」と言えば、「こういうのでいいんだよこういうので」「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」「モノを食べる時はね誰にも邪魔されず 自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ」等々名言に事欠かない作品ですが。
ふとした時に思い出す好きな文章が、「(くきくきくき) 固くて臭くて・・・まるで道端の草を食っているようだが マズくない!けっしてマズくないぞ!!」です。「マズくない!けっしてマズくないぞ!!」のところは、「やらせはせん!やらせはせんぞ!!」の調子で脳裏に再生されます。
五郎が自然食の店に入り、なんだかんだと文句をつけながら、おまかせ定食をうまいうまいと平らげて、追加でいわしと大根のカレーライスを大盛りでたのむ回のセリフです。
ほうれん草に限らず、おひたしを食べる時は必ずこのセリフを心の中で唱えています。
それから、いわしと大根のカレーもずっと気になっていて、鳥取駅前のサバカレーも、このシーンを思い出しながら、五郎の気持ちになって食べました。
豚肉いためにカラシを付ける、レトルトカレーに魚肉ソーセージをトッピングする、というのも孤独のグルメから影響されています。