趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

フリクションの消しゴムの位置はヨーロッパ仕様のため。

以前、FRIXIONの消しゴムの位置 - 趣味と物欲に疑問を呈したことがあったのですが、フリクション開発物語の本を読んでいたら、そうなった経緯が書いてありました。

ヨーロッパではボールペンのキャップをお尻に挿さず、手に持ったまま筆記することから、ペン軸の後ろのキャップをすると隠れてしまう位置に付けられたのだそうです。
なるほど!

東京銀座のペリカンBBインクのボトルもまだ古典ブルーブラックみたいです。

ペリカンのブルーブラックが古典ブルーブラック*1かどうかの検証、福岡 (14C)→京都 (14G)と東に移動して、tisotopeさんより東京の最新ロット (14I)の試験結果をいただきました。結論として、今のところ鉄イオンを含んでいるため古典ブルーブラックのままと考えてよさそうです。
検証にお付き合いいただいたDiTさん、tisotopeさんありがとうございました。


*1:タンニン酸あるいは没食子酸および鉄イオンを含む万年筆用インクと定義

京都高島屋のペリカンBBインクのボトルもまだ古典ブルーブラックみたいです。

天神丸善のペリカンBBインクのボトルとカートリッジはまだ古典でしたけど商品の回転率のためかもしれません。 - 趣味と物欲
という記事を書いた後、Twitterで二価鉄試験紙が必要な方を募集してみたところ、手を挙げてくださったDiTさんより早速結果を教えていただきました。


ごく最近、京都高島屋で購入されたペリカン ブルーブラックのボトル (14G) と、1年くらい前のカートリッジ (13J) とのことです。
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ペリカンBBなどの大手メーカーの古典BBは色素が多めで鉄分は少なめなので、色素がかぶって赤変が見え難いですが、ボトルもカートリッジも赤くなっており、二価鉄が含まれている古典ブルーブラックだと考えられます。
また、左端に写っているのはESSのブルーブラックとのことです。このインクのことは知らなかったのですが、かなり鉄分多めの古典ブルーブラックのようです。
Gourmet Pens: Ink Shot Review: ESS Registrar's Blue-Black Ink