趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

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配布した自作インクのL*a*b*値を測定して趣味の文具箱vol.14のデータと比較しよう。

万年筆インクのL*a*b*値は自作インクの基本10色を調製したときに一度測定しているのですが、「万年筆のインク色をL*a*b*表色系で比較する。」、「続万年筆のインク色をL*a*b*表色系で比較する (4日後) 」、趣味の文具箱のvol.14には各社インクの大量のL*a*b*値のデータが掲載されているので、配布した自作インクについて、L*a*b*値を測定し、市販のインクではどれと似ているか比較してみようと思います。
さすがに分光測色計は持っていないので、自作インクでロディアのマス目を塗りつぶしたものと、画像補正用カラーチャート Casmatchを同時にスキャナで取り込んで、Casmatchを基準にPhotoShopで色を補正し、PhotoShopのスポイトツールでL*a*b*値を読み取りました。スキャナで取り込んだ画像が下記のものです。画像の右下にある、9マスにそれぞれ色が着いているシールが、Casmatchです。

読み取ったL*a*b*値の一覧表が下記になります。

No. 色名 L a b
1 Base 34 6 -7
2 Fiord 34 2 -18
3 Outer space 37 -11 -5
4 Cape Palliser 41 9 29
5 Melon 36 -14 23
6 Orange 42 10 31
7 Chocolate 22 9 4

このデータを元に、趣味の文具箱と同じようなグラフを作図してみます。使用するソフトは、色彩分析ソフトウェア 彩チェックXPです。まずは趣味の文具箱vol.14のp072-073にあるa*-b*のグラフです。

次に、p074-075のC*-L*のグラフです。

それでは、趣味の文具箱のデータと比較してみましょう。
まず、自作インクの中で最も普通のブルーブラックであるFiordを見てみますと、色相的にはラミーやペリカンのブルーブラックの近くにありますが、これらのインクよりも明度が低いインクということが分かります。同じ古典系のインクのラミーやペリカンと同じ色相というのは面白いです。また、明度が低いのは自作インクの方が色素量が少なく、鉄分が多いためではないかと思います。
次に緑系のOuter spaceとMelonを見てみます。Outer spaceは少し青より、Melonは黄色よりのグリーンですが、どちらも市販のインクとは少しずれているようです。市販に無い色ということで良いかもしれません。
黄色系のCape PalliserとOrangeは、書いた直後は微妙に違う色なのですが、乾いてしまうとほとんど同じ色になっています。これも市販のインクとは色相が少しずれています。エルバンのティーブラウンを若干黄色よりにした色のようです。変化する前の色も比較できればよいのですが、すぐに変わってしまうのでデータをとるのは難しいです。
最後にchocolateですが、プライベートリザーブのチョコレートを少し青に振った感じ、エルバンのココアブラウンを少しだけ赤に振った感じの色なので、なるほどchocolateという名前にあった色だと思って良いようです。
自作インクは色の面で、市販のインクとぴったり同じというものは無く、市販インクと別の色ということで色でも楽しんでいただけそうです。

趣味の文具箱 14 (エイムック 1776)

趣味の文具箱 14 (エイムック 1776)

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