趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

シャープペンシルの花束、BICのシャーペン8本入り。

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米国の商習慣でどうにも慣れない、買う時にいくらか無駄にしちゃうよなと、罪悪感さえ覚えてしまうのが、商品の1単位が多いことです。人参やじゃがいもならまだしも、100錠くらい入っている風邪薬や胃薬のボトルでBuy 1 Get 1 Freeとか言われても困ってしまいます。こちらとしては使い切れる分だけ買いたいのですが、文具でも1つ百円くらいのペンや消しゴム等はセットでしか売っていません。
今回買ってしまったのはBICシャープペンシルのセットです。元々$6くらいのものですが、新学期シーズン(こちらでは8月、9月)が終わり近所のTARGETで$1ちょっとで投げ売りされていました。8本も入っていますが、シャーペンの1包装としてはこれでも少ない方です。8本くらいなら職場にばら撒いておけば消費できそうですので、ものは試しと買ってみました。


見た目普通のシャープペンシルですが、コスト削減のための工夫が見てとれます。まず消しゴムは剥き出しで消しゴムのキャップはありません。

ペン先を外してみようとくるくる回してみましたが、取れません。捻子ではなく嵌合式ではめてあるようです。無理矢理引っこ抜いてみると、芯送り機構が全てプラスチックで作られています。しかも実際に使ってみると分かるのですが、芯がすべり落ちるのを防止する機能が不十分で、下を向けてノックすると芯がストーンと落ちてきてしまいます。構造的にシャープペンシルを作ろうとしているのですが、結果的に芯ホルダーになってしまったという印象です。シャープペンシルとして使えないことは無いのですが、愛用して何年も使うという感じではありません。芯を入れかえることはできますが、パッケージの本数からしても、芯を使い切ったら新しいものに交換するといった使い方をするものなのでしょう。日本は何事もアメリカの後追いをしていますが、ここまでは行きついて欲しくないものです。