勿論紙でも買いますが、休みを挟んで週明けになってしまうので、取り急ぎdマガジンで内容をチェック。今回は、「インク沼へ、ようこそ!」という特集で、いつにも増して危険な誌面になっています。
「古典インク32色の色変化チェック」や「ペーパークロマトグラフィーで万年筆インク144色の色素を知る」などの実験企画は本当にお疲れ様という他ないです。頼まれてもたぶん断わります^^;
特にペーパークロマトの結果は長く楽しめそうです。ちょっと見ただけでも、ウォーターマン ミステリアスブルー (旧ブルーブラック)とパーカー ブルーブラックは染料だけど、筆記後、青から緑に変化しますが、ペーパークロマトの結果を見ると、ほぼ同じ組成だなとか、パイロットの色彩雫の孔雀、松露、新緑あたりは同じ成分の組成が違うだけなのかなとか色々と推測できます。
また、自分でインクを調合するときも、このペーパークロマトの画像はすごく参考になるでしょう。
pgary.hatenablog.com
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「古典インク32色の色変化チェック」の記事中の古典インクの説明は、
青い染料にタンニン酸あるいは没食子酸と鉄イオンが含まれており、筆記すると紙面でインクの酸化が進み、色が青から黒にゆっくり変化し紙面に定着する。
とばっちりなのですが、巻末の「万年筆インクのきほん」のコーナーになると、
染料インクに鉄分と酸性分を加えている。酸化作用で紙面の文字が黒くなり耐水、耐光性が増す。
とずいぶんざっくりしてるのが気になりました^^;