趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

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古典ブルーブラックと万年筆と私 または私は如何にして心配するのを止めて古典インクを愛するようになったか no+e版
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ペリカンブルーブラックが古典ブルーブラックのままか定期調査 Lot. 20F (2021年3月) 古典インクのままです。
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「きまじめ姫と文房具王子.」が面白かったので持っている文房具漫画を読み直しました。

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話題の文房具漫画、「きまじめ姫と文房具王子」の1巻が出ました。漫画は単行本になってまとめ読みするので初めて読みます。
これがとても身につまされて(汗)面白かったので、持っている文房具漫画を読み直しました。
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「きまじめ姫と文房具王子」の主人公は、大学に講師として赴任してきた姫路先生で、相部屋になった蜂屋先生が文房具マニアなので、文房具話に巻き込まれます。
文房具蘊蓄に溢れていて、それが的確で濃くて、実在する文房具がたくさん出て来ますが、決してそれだけの漫画では無く、根底にはしっかりとしたストーリーが流れています。
出てくる文房具は最新のものから、ヴィンテージ・懐し文具まで色々で、解説の中に正直知らなかった~ということも多々ありました。
また、それ以上に文房具マニアの蜂屋先生と文具研究会の面々の行動が、すごくそれっぽくて良いです^^;

きまじめ姫と文房具王子 第1集 (ビッグコミックス)

きまじめ姫と文房具王子 第1集 (ビッグコミックス)

「文野さんの文具な日常」の主人公は塩対応で無表情なOL文野さんです。しかし隣の席の牧田主任が見ていると、文具で嬉しそうに遊んでいることがあります。
出てくる文房具は懐し文具が多いです。ロケット鉛筆、スーパーカー消しゴム、かみつきばあちゃん消しゴム、多機能筆箱などなど。
どちらかと言うと主役は文房具よりで、文房具絡みのコメディ風味です。懐し文具の蘊蓄はかなり濃いです。「ぶんぐりころころ」の主人公は文具店を営むJK柿心地(かきごこち)さん、テーマパーク建設のためにお店の立ち退きを要求されています。
立ち退き同意書のサインを取るために、先端(さきばし)さんが来るのですが、毎度文房具を使った頓知?で追い返されます。
出てくるのは実在の新し目の文具が多く、フリクション、ハリナックス、MONO全種類コンプなど、話はコメディ要素が強いです。「夕焼けロケットエンピツ」の主人公は小さな文具店のJS丸太町さん、ネトゲばかりで働かないお父さんを抱え、出て行ったお母さんが戻ってくるのを待っています。
出てくる文具は実在のものを元にした架空のもので、文具の話よりストーリー重視です。全体を通して切ない空気が流れていて、特に、貴重な万年筆を盗られてしまう話では鳩尾がキューとなりました。
3巻でほのぼのと完結しています。
ちなみに、タイトルのロケットエンピツは、お母さんとの思い出の品で大事なアイテムとしてストーリーに絡んでくるのですが、1巻の後書きで作者自ら暴露されているように、さしかえ色鉛筆をロケットペンシルと勘違いしてた~ってことらしいです。
「夕焼けさしかえ色鉛筆」だとタイトルとしてどうかな?と思うので結果として勘違いしていて良かったのかも。