趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

趣味の文具箱 vol.67 2023年10月号を購入しました。

今回の特集は、「やっぱり、定番が好き」ということで、各社の定番品がまとめて紹介されています。定番品を知ってこそ、限定品の違いも分かるというもので、たまに基本に立ち返る記事は良いですね。

鈴木福くんが文房具を紹介されていましたが、文房具のレビューのために使っているのではなくて、本当に普段使いしている文房具の紹介は、参考になるし好感度が上がります。

掲載されている新製品の中では133頁のぺんてるの新開発インク「マットホップ」が気になりました。

一般的な顔料ボールペンに比べて、大きな顔料(色の粒)をたくさん使い、光沢感のないマットな筆跡を実現。

高発色・高隠蔽のインクで、大きな顔料を使っているためか、ボール径は1.0mmのみです。
www.pentel.co.jp

あれ?森師匠の記事が載っていない!と思ったのですが、前号を再確認してみると、「万年筆解剖講座は今回で最終回、新連載は近号からスタート予定」とのことなので、今号ではまだ新連載が始まっていないということでした。

「好きな女の子と同じ高校に行くために自転車競技を始めたら光速スプリンターと呼ばれるようになっていました」が面白い!!

最近はすっかり自転車に乗らなくなってしまいましたが、「弱虫ペダル」や「シャカリキ!」のような自転車漫画は大好きです。
そんな読み専サイクリストが最近読んで、最高に面白かったウェブ小説が、「好きな女の子と同じ高校に行くために自転車競技を始めたら光速スプリンターと呼ばれるようになっていました」です。
kakuyomu.jp
https://ncode.syosetu.com/n2171hc/ (小説家になろう)

弱虫ペダルはインターハイが主な舞台ですが、この小説では、全国高校自転車競技会、全日本選手権、国体、インターハイなど、高校生の様々な大会が舞台となっており、それぞれのルールに即した戦略を練りながら、ライバル達と競うところが読み応えがあります。

特に、全国高校自転車競技会編はコースが九州で、土地勘があるので、読んでいてイメージが湧いてきて尚更面白いです。

油山片江展望台を越えて、油山観光道路を北に向かい、草香江の270°カーブを回って、天神方面に抜けて行くところとか、はっきりと脳裏にコースが浮かぶので、感動もひとしおです。

自転車に乗る人も乗らない人も、本当に面白いので、ぜひご一読されることをお薦めします。

「没有漫画 没有人生」という漫画に万年筆の回がありました。

久し振りに前情報など全く無く、本屋の店頭で見つけて購入した「没有漫画 没有人生」というエッセイ漫画、少しずつ味わって読んで、ようやく読み終えたのですが、「ペン電波」という万年筆回がありました。

新聞連載小説の挿絵仕事をしたら、連載満了後に小説家の先生から万年筆をいただいたという話です。万年筆を使ったことは今までなかったそうですが、プレゼントされているのは、モンブラン (と書いてはないけど、描かれている) の万年筆でした。
万年筆をくれた小説家の先生の名前も書かれてはいませんが、石田衣良 先生のようです。
石田先生の万年筆の話を雑誌で読んだ記憶があるので、本棚を探すとラピタの2008年9月号に載っていました。

石田先生が、普段よく使うのは、モンブラン 146、パーカー デュオフォールド、ルイ・ヴィトン ク・キュイール (ドック キュイール?)、ダンヒル AD2000、パイロット 745の5本で、黒、青、紫、ウルトラマリン、赤の5色のインクを使っているそうです。紫はオマス、ウルトラマリンはウォーターマン、赤はパイロットであることが記事中に書かれていて、青はペリカンの瓶が画像に写っています。黒については情報がありませんが、パーカーでしょうか。

「没有漫画 没有人生」の話に戻りますが、万年筆についてネットで、

実は万年筆は胸に挿しているだけで効果があります。
あまり知られてないことですが、万年筆からは、現代科学では解明できない電波を発信していて、それにより脳細胞が活性化するのです。

とあるのを読んだ、ということが書かれています。
万年筆界隈の有名な方が言われた言葉ではないかと思うのですが、普通にネットを検索しても出てきませんでした。
元ネタに心当たりのある方がいらっしゃれば教えていただけると嬉しいです。