趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

趣味の文具箱 vol.77 2026年4月号 室井滋さんの金魚の万年筆

趣味の文具箱 vol.77 2026年4月号を購入しました。
今回の特集は、「"書くを変える紙文具の今」と題して、紙の開発や製造工程の話から、さまざまな紙の顕微鏡写真による分析まで、紙に関するこだわりが詰まった内容になっています。
また、多くの新製品が紹介されているのに加えて、国産万年筆の価格がかなり上がっていることが分かるのも印象的でした。

今回、堤信子さんの「文具遣い拝見します!」の連載に、室井滋さんが登場され、愛用の万年筆の写真が掲載されています。

軸が割れるほど使い込んだのは、20年以上前に中屋万年筆でオーダーした蒔絵軸

というキャプションが付いた金魚の蒔絵万年筆が掲載されていますが、この万年筆には見覚えがあります。
探してみると、『万年筆スタイル ワタシ、万年筆の味方です。』というムックに、室井さんがこの万年筆をオーダーする記事が掲載されていました。平成16年(2004年)発行の雑誌なので、今から22年前になります。

この記事では、室井さん自身が実際に中屋万年筆を訪ねて、この万年筆をオーダーする過程が紹介されていました。

さらに記事の中では、室井さんが猫の図案を描いて、もう1本、猫の万年筆もオーダーされたことが書かれています。この猫の万年筆は今回の趣味の文具箱の記事には登場していませんでした。猫万年筆が、その後どうなったのか、少し気になります。

ネットではプレミア価格のクルトガダイブを、定価以下で入手できました

クルトガシステムに慣れてしまえば快適なのでしょうが、クルトガではないシャープペンシルと併用していると、ついペンを回してしまう癖が出てしまいます。そうすると、クルトガである意味がなくなってしまうので、クルトガはちょっと苦手です。
www.mpuni.co.jp
クルトガ ダイブ|シャープ|三菱鉛筆株式会社
店頭では品切れが多く、ネットではプレミア価格になっていることも多いクルトガダイブ。
以前、天神のIN CUBEで一度だけ在庫を見かけたことがありましたが、そのときは紫の軸しかなかったことと、前述のとおりクルトガシステムがあまり得意ではないことを理由に購入しませんでした。
とはいえ正直、クルトガダイブの機構自体は一度試してみたいとは思っていました。
今回購入したのは、普段から文具を値引き販売している文具店に入荷しているのを見つけたからです。このご時世に定価より安く買うことができました。

入荷していたのは、紫色のオーロラパープル軸。以前IN CUBEで見かけた色です。
現在販売されているクルトガダイブのカラーは、青「アビスブルー」、緑「デンスグリーン」、橙「トワイライトオレンジ」と、紫「オーロラパープル」の4色です。他に限定色として、グランブルー、ムーンナイトブルーも販売されていたようです。

オーロラパープルは、神秘的なオーロラが浮かぶ夜空を表現した「偏光塗装」になっており、見る角度によって紫から黒へと色調が変化します。そのため、筆記しているときの角度から見ると、私の目にはほぼ黒軸のように見えます。

『KURUTOGA DIVE』新軸色発売|プレスリリース|三菱鉛筆株式会社
これまで店頭で見かけたことがあるのがオーロラパープルばかりなのは、uniがこの偏光塗装の軸を重点的に生産しているからなのかもしれません。
もう一つ考えられる理由として、WAGNER*1のオリジナル万年筆について、「紫軸は中国ではあまり人気がない」と聞いたことがあります。もしそうだとすると、オーロラパープルが売れていない可能性もあるのかな、と思ったりもします。
KURUTOGA DIVEは、uniball ZENTO シグニチャーモデルと同様のマグネット式キャップを採用しています。キャップを後端にポストするときも、スコッ、カチッと吸い込まれるように止まります。この感触はなかなか気持ちが良いのですが、私ももうジジイなので、マグネットを使った製品にはどこか薄らとした苦手意識が残っています。
togetter.com
心配していた「クルトガをつい回してしまう問題」も、キャップをポストすると後ろ側重心になるためか、意外と回す気になりませんでした。大きめのクリップがあるのも影響しているかもしれません。これなら、クルトガの回転機構を活かして使えそうです。

LOFTでZENTOの0.7mm芯を購入し、サイン用にシグニチャーに入れました。

LOFTに来年の手帳を買いに行ったら、uniball ZENTO に0.7mmが出ているのを発見しました。
本体はすでに持っているので、今回は替え芯だけ購入、調べてみると、2025年12月23日(火)に発売されていたようで、2ヶ月ほど完全に見逃していました。
『uniball ZENTO 0.7mmボール』3モデル新登場|プレスリリース|三菱鉛筆株式会社
ここ数年は、筆記線の黒々とした濃さが好きで、ボールペンはユニボールワンを主に使っています。調子がいいときは最高なのですが、ゲルインクの宿命か、書き始めの一画目にインクが乗らないことがちょいちょい起こります。
さらに、一旦インクが出なくなると紙の上でひたすらぐるぐる〜〜〜、結局書けずに、インクが残っているのに途中でリフィルを交換したこともありました。
pgary.hatenablog.com
その点、水性のZENTOは一画目から確実に出るので、最近は出番が増えています。
今回の0.7mmは、太い芯を使いたい場面はサインする時、ということで、0.5mmのシグニチャーの芯を0.7mmへ入れ替えました。
交換した0.5mmは、ピュアモルトに入れます。このピュアモルト軸は「ウイスキー樽として使用されていたオーク材」という希少な部材を使っておきながら、他のパーツがどうしてもプラスチッキーで、見た目がチープに感じられるのが少し残念です。

他に使っているのは、0.5mmのZENTO スタンダードモデルと、0.38mmのZENTOリフィルを入れたユニボールワンFです。
こうして筆記線を比べると、0.7mmはやっぱり太くて迫力があり、ノート取りより、サイン向きの太さという印象です。

ノートには、0.5mmがバランスが良い感じで、0.38mmは、手帳に細かく書き込みたい時ようでしょうか。用途別に芯径を使い分けるのが良いみたいです。