趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

RPN電卓:デジタルな文具へのこだわり。

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Hewlett Packard (hp)社製の小型携帯端末であるHP100LXを使うことで覚えたのがRPN式の電卓操作法です。hpの電卓と言えば、アップルの創業者の一人、スティーブ・ウォズニアックも愛用者で、Apple Iを商品化する時、hp社のプログラミング電卓を売って資金にしたエピソードが有名です。
RPNになれてしまうと普通の電卓が使えなくなり、購入する電卓の選択肢が非常にせばまります。昔はRPN電卓も色々あったようなのですが、今では事実上hp製が唯一の選択肢です。そのhp社も、一度はRPN電卓から撤退しかけたことがあり、その時は一生分をどう確保するか悩んだものです。その後、RPN電卓の新製品も出る様になり、今ではアマゾンで買えるまでになったので、昔に比べると非常に購入しやすくなっています。昔は、秋葉原でも見かけることはまれで、新宿の紀伊国屋アドホック店に行ったものでした。買いやすくなった今でも、生産中止の悪夢の記憶が残っているためか、RPNが使える新製品が出るとついつい確保してしまいます。

左上から右に、HP100LX、hp33s、HP35s、hp48G+、HP50g
下段左から順に、HP12c Platinum、HP20b、HP32SIIです。
HP100LXは電卓というより小型のPCです。32SIIと33sと35sは普通の関数電卓、48G+と50gがグラフ機能付きの関数電卓、12cと20bはビジネス電卓で、金融や保険などの計算機能が付いています。私が普段使っているのは、レスポンスとキー配置&キータッチの良さから35sです。プロフィールの画像にも使っているくらい気にいっています。値段も手頃(と言っても8000円くらいしますから、電卓として安くはないですが)なのでRPNの入門機としてお薦めです。
そこまでして何でRPNなのかと言われるとなかなか説明に困るのですが、一番の理由は使う時気持が良いからでしょうか。普通の電卓だと計算の順番などを考え、方針を決めてから、おもむろにキーを叩きはじめることになるかと思いますが、RPNだと、とりあえず、タタッと数字をスタックに積んでおいて、その数字に対して処理を決めることができます。またRPNだからという訳ではないですが、hpの電卓には、地味にバックスペースキーがあるのも便利です。