情報カードの本紹介「[情報カード]の仕事術」

前回 (情報カードの本紹介「情報カード達人のA・B・C」 - 趣味と物欲) 、前々回 (情報カードの本紹介「情報カード応用のA・B・C」 - 趣味と物欲) に引き続き、戸山茂彦氏による情報カードの本を紹介します。この本は昭和63年にビジネスアスキー社より発行された本で、戸山茂彦氏による情報カードの本の3冊目、最後の本になります。

時系列は、[情報カード]応用のA・B・C → [情報カード]達人のA・B・C → [情報カード]の仕事術 となるのですが、タイトルだけ見ると最初に応用が来るので逆の様な感じがします。最初は3冊も続くとは思わなかったというところでしょうか。最初の2冊の本はほとんどインタビュー記事だけで構成されていますが、今回は各種情報カードの紹介やワープロを使った情報カードの作り方などの記事も載っています。ワープロは据置き型でモノクロブラウン管のOASYSです。時代を感じさせられます。
登場順に紹介されている方々を上げてみます。敬称はこの本に載っている当時のままとさせていただきます。

• 多田 道太郎 氏 明治学院大学教授 wikipedia:多田道太郎 初期から京大式カードを使い、「ルソー研究」に参加されています。 関連：知的生産の技術にはじまり、情報カード関連の本を読む。 - 趣味と物欲
• 徳久 芳郎 氏 三菱油化取締役調査企画室室長
• 佐野 眞 氏 学習院大学図書館事務長
• 石井 潔 氏 日本ビクター・オーディオ・アクセサリー事業部企画課課長
• 小菅 惠雄 氏 情報処理技術者教育センター企画開発室
• 熱田 善雄 氏 イムカ企業ベンチャー技術情報開発部部長
• 漆沢 健 氏 労働問題研究所所長
• 中山 正和 氏 創造工学研究所所長 NM法の創始者

〈情報カード〉の仕事術―オリジナル・フォーマットのつくり方 (アスペクトブックス)