前々回、DIAMINEのRegistrar's Inkのペーパークロマトグラフィーをやりましたが、ローラ&クライナーのサリックスとスカビオサについても、二価鉄指示薬紙の試験しか公開していなかったので、普通のペーパークロマトグラフィーもやってみました。
右側のSalixは青の色素1色なのですが、Scabiosaは赤を主として、青と黄色を混ぜ、紫っぽい色にしています。どちらも古典ブルーブラック(Iron gall ink)にあたるインクで、色素以外の成分は同一だと予測されます。
前回、モンブランのミッドナイトブルーも古典じゃなくなるらしいという情報を紹介しましたが、2chのインクスレなどでも、モンブランのミッドナイトブルー(旧ブルーブラック)のように、黒っぽいブルーブラックの替わりをどうするかについて、話題になっていました。
耐水性は諦めて、同色の染料インクで我慢したり、色の変化は諦めて、耐水性のある顔料インクを混ぜて作るなどの方法が紹介されていましたが、古典ブルーブラックにこだわるならば、サリックスとスカビオサを混ぜてみるのもよいかと思います。
とりあえず、上から2段目と3段目、SalixとScabiosaを2:1、1:1で混ぜてみましたが、最下段のモンブランミッドナイトブルー(古典)と似た色になっていると思います。
ちなみに、もっと黒い古典ブルーブラックとして、以前配布した「黒鐵」というインクがあります。
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- Johnさんより、万年筆用古典ブルーブラックインク 黒鐵のご感想をいただきました。 - 趣味と物欲
- 自作古典ブルーブラック系インク「黒鐵」にいただいたご感想 その2。 - 趣味と物欲
- たま さんより、万年筆用古典ブルーブラックインク 黒鐵とレッドブラックのご感想をいただきました。 - 趣味と物欲
こちらでご紹介いただきました(^^)
他にも混ぜた方がいらっしゃいました。