小説家になろうで、どうしても一つだけお勧め作品を選ぶとしたら、「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」と以前から公言していますが、作者の香月美夜さんの肘の調子が悪いため9/4まで休みに入られました。
超成長美少女聖女ローゼマイン爆誕!、フェルディナンド様の大ピンチからのダンケルフェルガーを巻き込んでの本物のディッター勝負と、これから怒涛のクライマックスというところでおあずけを食って、本下剋ロスが半端ないです。
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本好きの下剋上をウェブで読んでも書籍版を買ってしまうのは、文章のブラッシュアップやおまけSSの充実だけでなく、表紙や挿絵の素晴しさです。まだまだ先の話ですが、今から超成長美少女聖女ローゼマインがどのような表紙になるのか楽しみでなりません。
本下剋ロスを埋めるために、コミック版にも手を出してしまいました。小説を先に読んでいるとコミックに満足できないことが多いのですが、これは良い意味で期待をうらぎられました。
本好きの下剋上は主人公がどんどん成り上がっていくにつれ、できることが加速度的に増えていき、それに伴い物語も面白くなっていくので、最初の頃の話を漫画で読んでも辛いだけじゃないのかと思っていたのですが、絵で見せられることで分かることがたくさんありました。
パルゥの木の生態はこんなだったのかとか、この世界での文字とか、特に感動したのは髪飾りに使うレース編みで、これまでぼんやりとイメージしていたのが、漫画で見ることではっきりしたことです。コミック版の作者の方がレース編みを自ら習いに行って描かれたそうで、本好きの下剋上のまわりには良い方達が集まって、ますます世界を深められていて素晴しいと思います。