趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

ボールペンを3種類とっかえひっかえ試しながら黙々採点に耐えるのだ。

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採点するときのペンの動きは字を書くときとはずいぶん違い、○をシュっと書くのと、/を右上あるいは左下からピュッと引く2つの動作をかなり素早く連続で行います。
以前は採点に万年筆を使い、ペン先のエージングが捗るワーなどと嘯いていたのですが、この2つの動作しかないので、字を書くときの書き味は大して良くなりませんでした。
pgary.hatenablog.com
普段の書き味を良くするなら何百枚も採点するよりも、「趣味の文具箱vol.36のペン先屈伸運動と8の字旋回をやってみた。 - 趣味と物欲」の方がずっと短時間で効果的にできます。
また最近はアイドロッパー化したプレピーサインペンや元祖?ぺんてるサインペンなども使っていたのですが、今回は久し振りにボールペンを試してみることにしました。
pgary.hatenablog.com
セルロースナノファイバー配合の新製品Signo 307の0.7mm *1、ノック式ENERGELの0.7mm *2、油性REXGRIPの超極太1.6mm *3です。
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書き味がヌルヌルして一番気持ちよいのはレックスグリップの1.6、ただ他のゲルペンが筆圧0でOKなのに対して、ちょっとだけ筆圧が必要で、これが枚数を重ねていくと地味に効いてきます。だんだん腕から肩が痺れてくる感じです。またヌルっとする分、丸を書くときの最高速度がゲルペンより落ちます。
シグノ307とエナージェルは書き味については甲乙付け難いですが、エナージェルの方が粘度が低くて、より軽い力でインクの発色も鮮やかに感じられます。

シグノ307は、顔料にナノファイバーを加えてチキソトロピー性で顔料を安定に分散させており、インク溜まりが出き難く、耐水性耐光性も高いです。記録性が必要な筆記用途にはシグノ307の方が適していると思います。
しかし採点用途では、インク溜まりが出ても、耐水性が無くても気にならないので、純粋に書き味の軽さでエナージェルが自分の好みには合いました。
ノック式エナージェル|商品紹介|ぺんてる株式会社には1.0mmもあるようですので試してみたいです。

自分が採点ペンに求めるものは、書き味が軽く、丸を書くペン先の最高速度へもインク供給が追従することと、インクが無くなればスパッと書けなくなること。
ぺんてるのサインペンは中綿式でカスカスになってきてもだらだらと書けてしまうので、換え時が難しく逆にストレスが溜まります。同じサインペンなら中液式でインクが切れたら書けなくなった方が精神衛生的によろしいです。
採点用におすすめのペンがあれば、コメント欄などでぜひ教えてください。